出向者の取締役就任

特に問題はないが、本人支給額だけでは不十分では？

■ 出向は、出向先・出向元間で締結される出向契約と、出向元企業における出向者の同意に基づき成立しています。本人の出向先でのステータス（役員又は従業員）に関わらず、出向元において支払うべき給与を含め、出向料ともいうべき出向先の負担金額は、自由に決めることができます。
■ 他方、本人には、出向元基準の給与が支給されるものと理解しますが、それをそのまま、上記の出向先の負担金額とすることにも、何ら問題はありません。ただ、直接給与だけが、人件費ではありませんので、《 本人には給与で支払し、同額を出向料とすること 》 では、金額的に不十分である点には注意が必要です。

投稿日：2010/05/14 14:54　ID：QA-0020480

相談者より

ご回答ありがとうございます。
申し訳ございません。出向料についての表現を誤っておりました。出向料は給与と同額では無く、人件費と同額を請求して受取っています。
特に出向先で取締役に就任しようと、出向元では社員のままでも問題はないということでしょうか。

投稿日：2010/05/14 19:10　ID：QA-0040139大変参考になった

出向元で社員のままで、全く問題はない

■ 人件費の件は、「多分そうではないか」 と思っていました。尚、出向元では、社員のままで、全く問題は生じません。多くの企業グループで、親会社や兄弟会社の社員が出向して、子会社・孫会社の役員に就任している実例は、ゴロゴロ転がっています。

投稿日：2010/05/14 19:59　ID：QA-0020486

相談者より

ご回答ありがとうございました。
問題ないとのことなので、在籍出向のままで進めていきたいと思います。ありがとうございました。

投稿日：2010/05/17 10:35　ID：QA-0040142大変参考になった

出向先で役員就任

＞出向先で取締役に就任しようと、出向元では社員のままでも問題はないということでしょうか

これは問題ないです。大手企業ではよくあることです。

投稿日：2010/05/15 06:39　ID：QA-0020490

労災保険への対応はいかがですか

すでに他の方が挙げられているように、懸念されている事項については問題ありませんが、出向先で常務取締役になるということであれば、会社法上の役員ということになるかと思います。

その場合、労災保険（子会社にて適用）に加入できなくなるかと思います。
御社規模が特別加入の範囲内であれば問題ないですが、そうでない場合は傷害保険などの任意の保険に入る等、対処する必要があるかと思います。

投稿日：2010/05/15 21:00　ID：QA-0020496

相談者より

ご回答ありがとうございました。
労災保険まで検討出来ておりませんでした。確かに任意保険加入等が必要ですね。合わせて検討をしていきます。
貴重なご意見をありがとうございました。

投稿日：2010/05/17 10:39　ID：QA-0040149大変参考になった