パート・アルバイト募集のポイント【2】
古橋 孝美(ふるはし たかみ)
パートタイマー白書や学生を対象にした就職活動に関する意識調査など、当研究所が独自で行っている調査から見えてくることを考察します。
今月のアイデムオリジナル調査は、前回に引き続き「パート・アルバイトの募集」に焦点を絞ってデータをご紹介していきます。前回は、
◆募集方法は?~求職者に自社の求人情報を届ける~
◆求職者が重視している情報とは?
◆そうは言っても…実際、パート・アルバイトはどのくらい働きたいの?
といった、求職者が利用している情報や希望している労働条件等を年代や属性別に明らかにしました。しかし今回は、条件や処遇に関する側面ではなく、働く側の就労意欲や志向など個人の“意識”に関する側面から、パート・アルバイト募集成功のカギを探ります。
前回 >>> 「パート・アルバイト募集のポイント」
貴社では、どのような方に働いてもらいたいですか?
「責任感を持って、仕事をやり遂げてくれる人がいい」
「スタッフの中心になって、お店を盛り上げられる人がいい」
「業務に興味を持って、積極的に色々と提案してくれる人がいい」
などなど、各社各様の理想のパート・アルバイト像をお持ちだと思います。もちろん、企業によってパート・アルバイトに任せている業務や役割は違いますし、彼らへの期待のかけ方も異なっているでしょう。しかし、どの企業においても、やはり“働く”ということに前向きな気持ちを持った、意識の高い方に働いてもらいたい、という考えは共通ではないでしょうか。
弊社が発行した『平成25年版パートタイマー白書』を見ると、パート・アルバイトの中にも「しっかり働きたい」と考えている者と「そこそこ働ければよい」と考えている者がいることがわかります。
人事の専門メディアやシンクタンクが発表した調査・研究の中から、いま人事として知っておきたい情報をピックアップしました。