講演者インタビュー
シニア人材が輝く組織へ 〜日本の「見えない労働人口減」を解決する!〜

株式会社Superiieur 代表取締役 国際コーチング連盟プロフェッショナルコーチ
曽我 香織氏
人間関係やアサインメント、本人のモチベーションなどの理由で100%パフォーマンスを発揮できていない状態を当社では「見えない労働人口減」と表現します。在職中のシニア社員の活用について、「給料が高い割にパフォーマンスが低く、若手のモチベーションダウンに繋がっている」などの悩みが増えているのではないでしょうか。本講演では、シニア社員の状況を紐解きながら、心に火をつける意義や具体的な手法について解説します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
シニア社員に対して、「自身の経験や知識、スキルをもっと発揮してほしい」「モチベーション高く働いて、若手の目指す存在になって欲しい」と感じている企業向けの講演です。シニア社員の中には、会社の中で存在感を発揮し、もう一花咲かせたいと思っているけれど、年下の上司に対する遠慮や自らのITリテラシーが時代に追いつかず、くすぶっている方も多いのではないでしょうか。本セッションでは、リスキリングに代表されるスキル面の習得に頼らず、内発的動機にアプローチしてシニア社員がイキイキできるきっかけづくりを行うプログラムをご紹介します。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
人口ピラミッドの構造上、ボリュームゾーンとなるシニア社員。彼・彼女らの「胸の内」を事例をもとにひも解きます。自力で変えられること/変えられないことを整理し、自らの働きかけで変えられることに目を向ける方法と、行動変容のサポート方法をご紹介。実例を紹介しながら、シニア社員を再活性化させるヒントを見つけていきます。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
たとえ高いパフォーマンスを発揮できなくても、退職を迫られることのない日本企業。その構造にぶら下がってしまうシニア社員もいるかもしれません。仮に本人はその状況に満足していても、若手やハイパフォーマー層が「割を食っている」と捉えれば、組織全体の離職やモチベーションダウンにつながってしまいます。それでは、活躍できないシニア社員は、本当に企業にとって「お荷物」なのか? シニアの可能性に蓋をしているのは、もしかしたら企業の側かもしれません。正解は一つとは限りません。皆さまと一緒に、シニア活躍に向けた思考の探索ができたら嬉しく思います。
- 曽我 香織氏(そが かおり)
- 株式会社Superiieur 代表取締役 国際コーチング連盟プロフェッショナルコーチ
- 大学卒業後、アクセンチュアにてHuman Resource Managementコンサルティングに従事。その後、コーチ・エィでマネジャー、コーチ経験を経て2015年に株式会社スーペリア創業。管理職のパフォーマンス・コンディショニングや女性活躍推進など、多数プロジェクトを統括。

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