講演者インタビュー
「カルチャーフィット」を起点に考える、人材の見極めと離職防止のメソッド

株式会社リクルートマネジメントソリューションズ コンサルティング部 シニアコンサルタント
佐々木 庸介氏
少子高齢化の進展による構造的な人手不足が進む中、新卒採用・キャリア採用ともに採用活動の難易度はさらに上がってきています。本講演では研究と調査データから見えるカルチャーフィットや職務適応と人材の見極め、入社後の早期離職防止との相関を解説。また採用やオンボーディングにおける具体的な施策や効果的なアプローチについて事例を交えてお伝えします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
入社後の早期離職に課題を感じている、また自社に合った人材の見極めに悩んでいる人事向けの講演です。
「経験やスキルは申し分なく、即戦力として期待したキャリア採用の社員が力を発揮しきれていない」
「表面上はうまくやっているように見えた新卒入社の社員が、1年も経たずに離職してしまった.」
こうした話を聞いたことあるかもしれません。
会社には、その企業独自の文化や仕事の進め方があります。
また、新入社員が何を望み、企業にどのような期待をしているかも、一人ひとり異なります。
こうした入社後のギャップについて、頭を悩ませている人事の方も多いのではないでしょうか。
本講演では、「カルチャーフィット」を起点に人材の見極めと離職防止に関するメカニズムを紹介。企業の事例に加え、弊社の採用に関する取り組みについても具体的にお話しします。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
私たちは、リクルートグループのプロフェッショナルサービスファームとして、「人」と「組織」の成長を支援する事業を展開してきました。
特にアセスメント領域においては、国内における人事測定のパイオニアとして、さまざまなツールを提供しており、アセスメントやサーベイデータは企業が人・組織のマネジメントにおいて意思決定を行う際の、有効な指針として活用されています。
新卒採用では、選考開始時期や内々定を出すタイミングの早期化がより一層進んできています。その結果、学生が自身のキャリアについての内省や仕事観を深める前に就活を終えてしまうことにより、入社後にギャップを感じ、早期離職につながるといったリスクが高まっています。
さらに、キャリア採用では様々な領域で人手不足が解消されず、応募者を獲得するのが難しい状況が続いています。そんな中、自社で活躍する人材をどのようにして見極めればよいのか分からないといった悩みを抱える企業も少なくありません。
本講演では、研究と調査データから見えるカルチャーフィットや、職務適応と人材の見極め、入社後の早期離職防止との相関を解説。採用やオンボーディングにおける具体的な施策や効果的なアプローチについて、事例を交えてお伝えします。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
本講演では、人材の見極めや早期離職に関する多くの研究から判明した視点と、対策ポイントをご紹介します。理論だけではなく事例の紹介を通じて、皆さまの課題やお悩みに対して現場で活かせるヒントを持ち帰っていただける場にしたいと考えています。
私は、リクルートマネジメントソリューションズの人事担当者として自社の採用にも携わっており、みなさまと同じように日々採用に向き合っています。講演当日は弊社の取り組みについて、リアリティのある実例を交えてお話しさせていただきます。
ぜひ本講演へご参加ください。
- 佐々木 庸介氏(ささき ようすけ)
- 株式会社リクルートマネジメントソリューションズ コンサルティング部 シニアコンサルタント
- 2005年リクルートマネジメントソリューションズに入社。営業職、営業マネジャーを担当。その後、事業開発職を経て現在はコンサルタントとして大手企業を中心に、採用・人材開発・組織開発等を支援。また2025年からはリクルートマネジメントソリューションズの人事として新卒・キャリア採用も担当。

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