講演者インタビュー
障がい者雇用で意識すべき4つのフェーズとは
推進の鍵となる、障がい者従業員とのタッチポイントの増やし方

株式会社エスプールプラス 障がい者雇用促進グループ コンサルティングチーム リーダー
田口 まい氏
障がい者雇用の推進には、従業員のネガティブなイメージを払拭することが重要です。実現のためには、障がい者従業員とのタッチポイントを増やしつつ、自社の取り組みを可視化することから始める必要があります。本講演では、障がい者雇用を「可視化・浸透化・標準化・成長化」の4つのフェーズに分けて整理し、各フェーズへ移行する際の鍵となる障がい者従業員とのタッチポイントを増やす施策について事例をもとに紹介します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
障がい者雇用に関して、下記のような課題をお持ちの方に向けた内容となっております。
【このような方におすすめ】
・「管理ノウハウの属人化」「業務の切り出し」「受け入れ現場の理解や協力不足」などの課題を感じている
・障がい者雇用の目標達成のために、制度や部署を一から作るのは現実的ではない
・障がい者の業務管理者育成に悩んでいる、サポートの仕方がわからない
・障がい特性に合った業務がわからない、そもそもどんな方がどんな業務なら働けるか、障がい特性自体の理解が浅い
・障がい者雇用に関する他社の成功事例を聞く機会が少なく、自社にあった障がい者雇用がわからない
・障がい者雇用自体にネガティブなイメージがあり、推進することが億劫になっている
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
本講演では700社以上の企業様のコンサルティング・支援実績を通して得た、実例をもとに解説します。
【講演のポイント】
・障がい者雇用によくある課題に隠れた真の課題
・真の課題を解決することに向けた“4つのフェーズ”と得られる効果
・各フェーズへ移行する際の鍵となるタッチポイント(接点)の増やし方
・タッチポイントを増やす農園を活用した障がい者雇用という選択肢
実際に企業様とお話しさせていただく中でも、雇用した障がい者を戦力化していきたいが、それ以前に課題があることをよくお聞きします。
課題の本質について追及せず、顕在化している課題にのみ対応していると、雇用率の達成がゴールになってしまいます。
さらに、雇用率の達成がゴールになると、雇用現場が崩壊したり、退職抑止が難しくなったりする可能性もあります。
障がい者雇用率の達成という数値的な目標はもちろんのこと、採用・定着・戦力化の全体戦略を立てていくうえで不可欠な障がい者雇用の4つのフェーズを提示します。
さらには、実例をもとに推進することで得られる効果についても解説します。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
当社は「一人でも多くの障がい者雇用を創出し、社会に貢献する」という企業理念を掲げ、障がい者雇用支援のリーディングカンパニーとして事業を推進しています。
独自に生み出した「就農モデル(一般的に農園型と呼ばれる)」で日本全国、業界を問わず障がい者雇用をサポートしており、5,000名を超える障がいのある方の就職を実現しています。
障がいのある方と健常者が互いに受け入れ合い、安心した状態を実現することで企業に貢献する障がい者雇用を推進するために必要なことは何なのか、皆さまと考える機会になれば幸いです。
- 田口 まい氏(たぐち まい)
- 株式会社エスプールプラス 障がい者雇用促進グループ コンサルティングチーム リーダー
- 2016年より株式会社エスプールに入社。入社時はキャリアコーディネーターとして年間約1,200名の求職者を支援。2017年からはエスプールプラスの障がい者雇用促進グループに異動。企業向けの障がい者雇用支援事業に従事し、100社以上の企業様に対してコンサルティング業務を行う。プライベートでは1児の母。

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