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日本の人事部「HRカンファレンス2025-秋-」 
				2025年11月19日(水)・20日(木)・21日(金)・26日(水)・27日(木)・28日(金)開催

[主催]日本の人事部「HRカンファレンス」運営委員会[後援]厚生労働省

講演者インタビュー

日本の人事部「HRカンファレンス2025-秋-」トップ 講演者インタビュー 鶴澤 真里氏(アリルジュ株式会社 カスタマーエクスペリエンス Associate Manager)インタビュー

卒煙施策の成功事例から学ぶ
従業員が支援を実感しやすい施策としづらい施策とは

鶴澤 真里氏 photo

アリルジュ株式会社 カスタマーエクスペリエンス Associate Manager

鶴澤 真里氏

健康経営への注目が高まる中、多くの企業が社員の健康増進に取り組んでいますが、せっかく導入した施策が社員に浸透せず、形骸化してしまうという課題も少なくありません。その解決のヒントとなるのが、PSS(知覚された管理職支援)とPOS(知覚された組織的支援)という考え方です。本講演では、大鵬薬品が成功させた「卒煙施策」をもとにPSSとPOSを解説。いかに施策を浸透させ、社員の行動変容を促すかを解説します。

―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?

企業において、健康経営の推進に携わっている方向けの内容です。「喫煙率を下げたいけど施策をやってもうまく浸透しない」「健康経営を進めたいけど何からやったらいいかわからない」そんな方におすすめの内容です。次のような課題・お悩みをお持ちの方、ぜひご視聴ください!

・工場や現場での喫煙率が下がらない。
・禁煙施策を実施しても参加率が良くない。
・禁煙を推進するにあたって社員からの反発がないか不安。
・健康経営の取り組みをやらなければいけないという認識はあるけど、何から始めたらよいのかわからない。
・健康経営優良法人またはホワイト500の認定を目指している。
・今まで様々な施策をやってきたけど、なかなか成果が出ない、社内周知に課題がある。

―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。

健康経営を推進するために重要なことは、社員に寄り添っていかに自分ごと化してもらうかであると私たちは考えます。DEIという言葉が浸透した今、男性、女性、20代、30代、40代といった切り口だけでは、社内に施策を浸透させるには不十分になってきています。

社員の考え方の違いを捉え、それぞれの考え方に合ったアプローチの仕方で企画を推進していく必要があります。

今回は、いかに社員に行動変容を促すか、知覚された組織的支援(POS)と知覚された上司の支援(PSS)の考えをもとに、より効果的な卒煙施策をご紹介します。
社内企画を見ても、積極的に情報収集をして参加してくれる社員もいれば、上司に勧められたから参加する人、同僚が参加するから一緒に参加する人、勧められても参加しない人など、参加・不参加の理由も多岐にわたります。社員の心理を理解し、アプローチする方法やタイミングを変えることで社内企画を浸透させ、健康経営を推進する方法について解説します。

―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

アリルジュ株式会社は2024年6月に設立された新しい会社です。
親会社である大鵬薬品で培われたノウハウを世の中に広げ、社会課題を解決するべく誕生しました。大鵬薬品グループでは50年以上、がん治療薬の開発・提供を通してがんと向き合ってきましたが、私たちが叶えたいのは病気を治すことだけではありません。人々のかけがえのない「いつも」の生活が「いつまでも」続くように、患者さんやご家族に貢献し、がんに関する社会課題を解決することが私たちの使命です。
病気になっても働き続けたい人が当たり前のように働き続けられる社会を目指して、今私たちにできることを一緒に考えていけたらと思います。

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講演者プロフィール
鶴澤 真里氏(つるさわ まり)
アリルジュ株式会社 カスタマーエクスペリエンス Associate Manager
(株)マツモトキヨシで店長を務めた後、経口抗がん剤のリーディングカンパニーである大鵬薬品に管理薬剤師として入社。学術部、マーケティング部での業務を通じ薬では解決できない社会課題が多くあることを知り、アリルジュ(株)に異動。

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