講演者インタビュー
キャリア自律人材を育てる習慣化メソッド
ディープドライバー(やる気の源泉)で導く行動変容

習慣化コンサルティング 代表取締役/米国NLP協会認定 マスタープラクティショナー
古川 武士氏
多くの企業が従業員のキャリア自律支援に取り組む一方、研修を実施しても効果が続かないという悩みを聞きます。キャリア自律は一時的な学びだけでは実現せず、行動を「続けられる仕組み」があって初めて定着するためです。本講演では、キャリアを主体的に切り拓く原動力となる「やる気の源泉(ディープドライバー)」に着目。この内発的な力を起点に、持続的な行動変容を促すための具体的なコツを、先進企業の事例を交えて解説します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
多くの人事部では、キャリア研修や自己啓発の機会を社員に提供しても「一時的な盛り上がりで終わる」「継続的な行動変容につながらない」という壁に直面しています。若手社員が受け身姿勢から抜け出せず、自ら成長機会をつかむ意識が弱いことや、管理職が部下のやる気を引き出す手立てを持てないことも大きな課題です。
本講演では、習慣化支援の第一人者としての知見を基に、社員一人ひとりの「やる気の源泉=ディープドライバー」を解き明かし、それを日常行動に落とし込む具体策を提示します。国内外の先進事例を交えながら、単なるモチベーション管理ではなく、価値観に根ざした“続けられる仕組み”を設計する重要性をお伝えします。
習慣化のプロとして、やる気と行動変容を同時に実現する技術と仕組みをわかりやすく紹介し、貴社のキャリア自律施策を「一時的な効果」で終わらせず、持続的な成長へとつなげる道筋を提示します。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
今回の講演の聞きどころは、社員が「やらされ感」ではなく、自ら主体的にキャリアを切り拓くための実践的アプローチにあります。単なるモチベーションアップの掛け声や一過性の研修ではなく、社員一人ひとりが自分の「やる気の源泉=ディープドライバー」を理解し、そこから継続的な行動へと習慣化していく具体的な手法を学べる点が最大の特徴です。
第一のポイントは、社員の価値観や内発的動機を引き出す「ディープドライバー」という枠組みです。社員のタイプや強みに応じた関わり方を示すことで、人材育成における実践性が一段と高まります。
第二のポイントは、5万人以上の研修実績と個別コンサル経験から、「続ける習慣」がキャリア形成の土台となることを体系的に提示します。なぜ社員は行動を続けられないのか、その背景と構造をわかりやすく解説します。
第三のポイントは、「やりっぱなしにしない仕組みづくり」です。習慣化理論を基に、研修や施策を定着させ、行動変容へと導く具体的な仕掛けを紹介します。最新の先進企業の事例を交え、キャリア自律施策を一過性で終わらせず、組織文化として根づかせる実践策をお伝えします。
習慣化コンサルティングは、行動変容とやる気向上に強みを持ちます。多くの企業で成果を生み出した実績をもとに、社員が主体的に成長する「キャリア自律型人材」育成の具体策をお届けします。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
人材不足や離職率の上昇など、企業を取り巻く環境は厳しさを増しています。その中で人事部の皆さまが抱える共通の悩みは、「キャリア自律をどう支援し、社員を主体的に動かすか」ではないでしょうか。研修を実施しても一時的に盛り上がるだけで定着しない、若手が受け身姿勢から抜け出せない、管理職が部下のやる気を引き出せない──こうした課題は多くの組織で繰り返されています。本講演では、当社がコンサルティング経験から導いた「続ける習慣」と「やる気の源泉=ディープドライバー」の活用法を紹介します。社員が自ら学び、行動し、成果を積み重ねていく「キャリア自律型人材」を育てるためのヒントをお持ち帰りいただけます。
- 古川 武士氏(ふるかわ たけし)
- 習慣化コンサルティング 代表取締役/米国NLP協会認定 マスタープラクティショナー
- 国内の習慣化支援の第一人者。 著書は25冊・累計120万部を超える。日立製作所などを経て2006年に独立。 約5万人のビジネスパーソンの育成と1000人以上の支援経験から「続ける習慣」がもっとも重要なテーマと考え、 オリジナルの習慣化理論を基に、「キャリア自律を育てる習慣」などを提供している。

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