講演者インタビュー
避けられないカスハラにどう向き合うか
~従業員を守る「心理的柔軟性」とは~

株式会社WOWOWコミュニケーションズ WOWCOM College
水田 まどか氏
カスタマーハラスメント対策の義務化により、従業員の心身を守る取り組みが企業に求められています。本講演では、人的資本経営の観点から、カスタマーハラスメント対策がもたらす職場環境の改善やパフォーマンス向上への効果を解説します。また、ガイドライン整備や教育施策のみならず、従業員の心を守る術として「心理的柔軟性」の向上に焦点をあて、企業が担うべき役割と実践的なアプローチを紹介します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
本講演は、カスタマーハラスメント対策や従業員の心理的安全性の確保に課題を抱える企業の経営者や人事担当者、さらに人的資本経営の視点を自社経営に活かしたいと考える方々を対象としています。
顧客対応の現場では、従業員の負担が重くなりやすく、結果として離職やモチベーション低下につながるリスクが存在します。こうした課題に対し、本講演では「カスタマーハラスメント対策」と「従業員のレジリエンス向上」を両立させる具体的な方法を紹介し、安心して働ける環境づくりを支援します。
さらに、人的資本経営の観点から、従業員保護と企業価値向上を同時に実現するための実践的アプローチを提示し、持続可能な成長を目指す企業の課題解決を後押しします。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
カスタマーハラスメント対策を中心に、従業員が安心して働ける職場環境を整えるための具体的な方法や、その重要性について解説します。
近年、多くの企業では顧客対応を担う従業員への負担が増加しており、心理的安全性の確保やメンタルヘルスの支援は、もはや避けて通れない課題となっています。カスタマーハラスメント対策は法的にも義務化されましたが、単に義務を果たすだけでは十分ではありません。
本講演では、義務化への対応にとどまらず、適切な取り組みを通じて従業員のモチベーションを高め、健全で前向きな顧客コミュニケーションを築いていくための実践的なポイントをお伝えします。
従業員を守ることと、カスタマーハラスメントへの適切な対策を講じることは相反するものではなく、むしろ両立させることで健全な顧客関係を築き、企業の持続的な成長につながります。本講演を通じて、自社における「従業員保護」と「顧客対応」のあり方を改めて見直すきっかけを提供できれば幸いです。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
本講演では、カスタマーハラスメント対策を単に義務化によって求められたものではなく、従業員の働きがいを高め、企業価値を向上させる「人的資本経営」の一環として捉える視点をお伝えします。
現場で起きているリアルな課題に向き合いながら、企業としてどのように従業員を守り、育て、活かしていくか、皆さまと一緒に考える時間にしたいと思っています。ご参加いただく皆さまには、明日からの職場づくりに活かせるヒントを持ち帰っていただけるよう、実践的かつ前向きな内容をお届けします。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
- 水田 まどか氏(みずた まどか)
- 株式会社WOWOWコミュニケーションズ WOWCOM College
- フリーペーパー等のメディア運営事業のコンタクトセンター運営・マネジメント経験を経て入社。 入社後は、新規のコンタクトセンター立ち上げ・育成・マネジメントへ取り組んだ後、品質の専門部門にて育成トレーナーとして人材育成や研修開発等を担当。現在は、社内外の応対品質のコンサルティングや人材育成支援を担当。

「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
当社はプライバシーマーク取得事業者です。類似のサービスやイベントとの混同にご注意ください。