――　今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか？

超売り手市場の影響を受け、なかなか優秀な人材を確保できない、あるいはせっかく選考を進めても内定辞退が相次いでしまう――そんな課題を感じている企業の方に最適な内容です。候補者体験（採用CX）が選考過程でのわずかな不満や不信感を生み出し、その結果、辞退やミスマッチにつながるケースは少なくありません。本講演では、候補者との信頼関係を構築し、企業ブランドを高める手法を解説します。これにより、選考・内定辞退のリスクを削減できます。

――　今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。

今回のテーマは「候補者体験（採用CX）をいかに高めるか」という点に焦点を当てています。近年の採用市場では、わずかな不満が内定辞退につながりやすい環境が続いており、企業は従来以上に選考プロセスを“候補者視点”で見直す必要があります。

本講演では、まず採用市場の変化や候補者が抱える不安・不満の実態を示しながら、具体的にどのような要因が選考辞退を生むのか、最新トレンドを交えて解説します。

続いて、候補者体験を向上させるための重要な三つのポイントを整理し、その実践例を共有することで、実務にすぐ生かせるヒントを提供します。さらに、特に注目していただきたいのが、新たな適性検査の活用術です。単なる選抜ツールではなく、候補者との相互理解を深めるコミュニケーション手段として位置づけることで、採用ミスマッチを防ぎ、内定辞退を減らす効果が期待できます。

――　講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

本講演では、これまでの選考プロセスの当たり前を見直す契機として、候補者体験の向上と新しい適性検査の活用を中心にお話しします。参加される皆さまには、自社の採用フローを具体的に思い描きながら、「どこに改善の余地があるか」「候補者との信頼関係をどう築くか」を考えていただきたいと思います。講演後には、すぐに取り組める実践的なアイデアをお持ち帰りいただけるよう、分かりやすく具体的な話ができるように努めます。

• この記事をシェア
•