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日本の人事部「HRカンファレンス2025-秋-」 
				2025年11月19日(水)・20日(木)・21日(金)・26日(水)・27日(木)・28日(金)開催

[主催]日本の人事部「HRカンファレンス」運営委員会[後援]厚生労働省

講演者インタビュー

日本の人事部「HRカンファレンス2025-秋-」トップ 講演者インタビュー 親松 雅代氏(株式会社メルカリ Organization & Talent Development)インタビュー

AIネイティブ を目指す組織の「対話」のあり方 ── メルカリの言語戦略とインクルージョン

親松 雅代氏 photo

株式会社メルカリ Organization & Talent Development

親松 雅代氏

AIの進化により「言語学習は不要では」という見方も広がっています。しかしメルカリはAI-Nativeを掲げるからこそ、人と人との対話力を組織の基盤と考えています。本講演では、外国籍比率約3割・約55カ国の多様な人材が活躍する多言語環境を背景に、インクルーシブなコミュニケーションや言語戦略、さらにgoFLUENTとの協働を通じた実践と新たな課題を紹介します。

―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?

今回の講演は、AI時代のグローバル組織における円滑なコミュニケーションや、多様な人材が最大限力を発揮できる環境づくりに関心のある方におすすめです。メルカリ自身も挑戦の途中にあり、これまで取り組んできた実践や、その中で直面した課題を率直に共有します。メルカリの「歩み寄り」を軸にした対話の工夫や、経営戦略・人材育成につながる言語教育の設計方針、言語教育パートナーであるgoFLUENTとの協業から得られた学びを通じて、AI時代に求められる「伝わる力」について一緒に考えていける内容です。

―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。

本セッションの注目ポイントは、メルカリが言語戦略とインクルージョンの在り方を模索してきたプロセスを共有する点です。具体的には以下のテーマを取り上げます。

・外国籍社員が約3割 、約55ヵ国の多様なバックグラウンドを持つ現場での挑戦
・経営に資する言語戦略の考え方と、現場で実際に試みてきた教育施策
・言語教育パートナーgoFLUENTが提供する AI 活用型学習プラットフォームを基盤とした言語教育の取り組み
・「Meeting Halfway(歩み寄り)」の価値観を軸にした、多様性を生かす対話の実践
・現在直面している課題

私たち自身もまだ試行錯誤の途上にありますが、これまでの取り組みのなかで得られた気づきや直面した課題を共有します。そのうえで、AI時代の組織づくりに欠かせない「伝わる力」について、皆さまと一緒に考えていければと思います。

―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

今回のセッションでは、メルカリがこれまで取り組んできた「歩み寄り」を軸にしたコミュニケーションの工夫や、AIを活用した教育の実践を具体例とともにご紹介します。完璧な解決策を提示するのではなく、挑戦の中で得られた学びや課題を共有することで、同じように模索されている方々のヒントになればと考えています。AI時代のグローバル組織で必要な「伝わる力」について、参加者の皆さまと共に考える場にできれば幸いです。

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講演者プロフィール
親松 雅代氏(おやまつ まさよ)
株式会社メルカリ Organization & Talent Development
外資系国際物流会社を経て2013 年より日本語教育の世界へ。留学生やビジネスパーソン、看護師・介護士候補者への日本語教育を担当。2018年7月よりメルカリに在籍、言語に関する戦略立案・設計に携わる。また、日英両話者が互いに歩み寄るための「やさしいコミュニケーション」の社内トレーニングを開発、主導 。

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