講演者インタビュー
職場が変わる! 対人スキル向上による組織力アップの秘訣
~DiSC理論を活用した多様な組織づくり~

株式会社アイ・ラーニング シニアラーニングプロフェッション
高田 和広氏
職場の空気がギクシャク…そんな経験はありませんか? 多様な人材が集まる職場では、価値観や行動パターンの違いから思わぬすれ違いや誤解が生まれがちです。課題解決と組織の結束強化の鍵は「相手を理解する視点」。今回は、人の行動特性を4タイプに分類するDiSC®理論を用い、特徴の見極め方と効果的な関わり方を解説。タイプ別対応法を紹介し、円滑なコミュニケーションと多様性を活かす組織づくりのヒントをお届けします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
こんなお困りごとがある方におすすめの内容です。
・上司やお客さま相手に対人関係スキルを向上したい(させたい)
・チーム内コミュニケーションをより円滑にして活性化を狙いたい
・組織全員で「共通言語」を持ち、個性の違いを尊重し合うことで組織の結束を高めたい
社員のコミュニケーションや組織づくりに課題を抱えている、人材育成担当者・経営者の方に向けた内容です。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
今回のポイントは、職場におけるすれ違いや誤解の原因を、行動特性の視点から明らかにし、誰でもすぐに実践できる対人関係スキルへとつなげられる点にあります。人はそれぞれ異なる価値観や意思決定の基準を持ち、それが行動パターンとして表れます。こうした違いは、多様な組織において強みとなる一方、理解や配慮が不足すると摩擦を生みやすくなります。
そこで活用できるのが、行動特性を四つのタイプに分類して理解する「DiSC®理論」です。本セッションでは、単なる理論紹介にとどまらず、アセスメントがなくても相手のタイプを推測できる観察の着眼点を具体的にお伝えします。さらに、各タイプに応じた効果的なアプローチ方法を事例を交えて解説し、参加者が自分の職場で即活用できる実践的なヒントを提供します。
特にご注目いただきたいのは、タイプの違いを「共通言語」として共有することで、チーム全体が相互理解を深め、協力しやすくなるという点です。コミュニケーションの質が高まり、関係性が良好になることで、組織の生産性や結束力の向上にもつながります。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
同じ部署、同じ年齢層の方でもこだわりポイントやコミュニケーションの取り方が違ってくるのはなぜか。パターン化することで複雑な人間を理解する手助けとなります。みんながその違いを認識し、お互いを尊重し合うチーム作りについて考えてみませんか。
- 高田 和広氏(たかだ かずひろ)
- 株式会社アイ・ラーニング シニアラーニングプロフェッション
- 出版社に入社後、海外赴任や営業職を経験し、米国の大学院でMBAを取得。帰国後はIBMの研修子会社で企業の人事・人財育成事業に従事。2013年よりアイ・ラーニングにて、新入社員から中堅社員、管理職までを対象としたマネジメント教育やリーダーシップ育成プログラムの研修企画・実施に携わっている。

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