講演者インタビュー
これだけ聞けばわかる特定技能制度の基本と最新動向
~外国人材を長期戦力化する新常識とは~

プロス株式会社 営業企画部 外国人材チーム サブリーダー
小林 将也氏
人手不足の中で外国人を特定技能人材として採用する企業は増えてきています。一方、挑戦したいが何から始めれば良いかわからない、採用しても長期で活躍してもらうことが難しいという悩みもいただきます。本講演は、特定技能外国人に関する押さえておくべき制度や、対応しなかった場合のリスクなどの基本事項を整理したうえで、採用した人材に長く活躍してもらうために取り組むべきことを、最新動向や事例をもとに紹介します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
外国人材の採用や活用に興味はあるものの、「特定技能2号」について十分に理解できていない方、または制度の名称を聞いたことはあっても実際にどう活用できるのかイメージが持てない方に特にお役立ていただける内容です。
たとえば「1号での活用にとどまり、定着に課題を感じている」「2号への移行要件や準備に不安がある」「企業にとってのメリット・デメリットを知りたい」といった方には具体的なヒントをお届けできます。
また、自社で外国人材を長期的に戦力化していきたいと考えている人事担当者や経営層の方にもおすすめです。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
今回の講演の大きなテーマは「なぜ今、特定技能2号が注目されているのか」という点です。
少子高齢化により国内の労働力不足が深刻化する中、外国人材の採用はこれまで“人手不足を補う手段”として活用されてきました。これからは、単なる人員確保にとどまらず、“長期的に戦力化していく”ことが新しい常識になりつつあります。そのカギを握るのが特定技能2号と考えています。
特定技能2号は、2023年に対象分野が拡大されて急速に広がっています。1号と比べて在留期間の更新制限がなく、長期的な就労や家族帯同が可能となる点は、企業・人材双方にとって大きな可能性をもたらす制度です。
講演では、「特定技能1号との違い」や「2号移行に必要な条件・企業側の対応」などの基本を整理しつつ、企業にとってのメリット・デメリットや注意点を、自社事例や現場の声を交えて具体的に解説します。特に、飲食料品製造業において1号から2号へと移行した事例を取り上げ、準備や体制整備のリアルなプロセスを共有します。
制度の仕組みだけでなく、「実際にどう動けばよいか」「人材を長期戦力に育てるために何が必要か」をイメージできる点が大きな聞きどころです。初心者の方にも理解しやすく、かつ実務に直結する内容を意識しますので、ぜひご期待ください。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
今回の講演を通じて、特定技能2号という制度が「企業の人材戦略にどのように役立つのか」を具体的にイメージしていただけるようにしたいと考えています。外国人材の採用は制度が複雑で不安に思われる方も多いですが、実際の事例を交えることで「自社でも取り組めそうだ」と思っていただけるきっかけになれば幸いです。
ぜひ講演中は、ご自身の職場や組織に置き換えて聞いていただければと思います。皆さまの今後の人材戦略に少しでもお役立ちできるよう準備を進めますので、どうぞよろしくお願いいたします。
- 小林 将也氏(こばやし まさや)
- プロス株式会社 営業企画部 外国人材チーム サブリーダー
- 人材派遣業界で10年以上のキャリアを持ち、現在はプロスグループにおける外国人材事業を担当。採用戦略の立案から入社後の管理・教育研修まで、企業のニーズに合わせた提案を行っている。外国人材が日本の職場で長期的に活躍できる環境づくりを使命に、数多くの企業支援に取り組んでいる。

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