講演者インタビュー
研修効果を最大化する施策
~「自己評価」から「他者評価」、「満足度」から「実績」へ変わる方法とは~

株式会社スタンス 代表取締役
古田 聡氏
当社では、研修の効果をどうすれば最大化できるか、試行錯誤を重ねてきました。その結果、研修後の成果を最大限に高める、特に効果的な取り組みが見えてきました。どのような取り組みが有効なのでしょうか。本講演では、研修効果を「研修前後の360度アンケートの変化」「研修後の昇格実績」に設定。これらの数値を実際に向上させた具体的な取り組みを、実例やデータを交えてご紹介します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
・受講者アンケート以外の観点から研修評価を検討している方
・研修を担当し、より効果的な研修や人材育成を実現したいと考えている方
・研修の効果測定を実践し、そのプロセスや結果について意見交換を望まれる方
受講者アンケートの評価は大切ですが、あくまで「満足度」を測るものであり、真の目的である「実績」が置き去りにされる可能性があります。受講者の声に耳を傾けつつも評価の在り方に疑問を抱き、本質的な人材育成や研修の姿を探求されている方にご参加いただき、真のあるべき姿を一緒に考えていきたいと思います。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
講演では、以下の流れに沿ってお話しします。
1.研修の効果測定をどう測定するのか?
1.1カートパトリックの4つの評価レベル
1.2本質的な研修効果を考える
1.2.1レベル3:行動
1.2.2レベル4:結果
2.行動変容を促す仕組み・仕掛け
2.1 RFPから考える
2.2 行動変容を促す効果的な“CGCモデル”
2.3 研修間の取り組みと研修との接続
3.研修効果の定量化
3.1行動変容と研修回数の関係
3.2受講者の思考の見える化に伴う個々人の“気づき”の偏差値表示
4.研修における行動変容に向けたTips
5.Q&A
※構成変更の可能性はありますが、大きな流れは変えません。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
今までは我々は、研修を実施することを目的とせず、受講者の行動変容や結果につながるために必要なことは「何」で、「どう行うべきか」を磨いてきました。多くのお客さまのご協力のもと、多くのことがわかってきました。なかなか独力では難しい、という声をいただくこともありますが、できるだけ人事の皆さまにもできそうだと思っていただけるよう、かみ砕いてご説明します。
本講演が、今後の組織づくり、人材づくり、それを実現する研修体系の構築の一助になれば幸いです。
- 古田 聡氏(ふるた さとし)
- 株式会社スタンス 代表取締役
- フューチャーアーキテクト、リンクアンドモチベーションを経て、2020年スタンス設立。

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