講演者インタビュー
「方針を出せない」「部下を育てられない」管理職への処方箋
~これからの時代の管理職育成を考える~

株式会社プレセナ・ストラテジック・パートナーズ 専務取締役
荻野 裕規氏
皆さんの会社の管理職は、適切な「方針出し」や、生成AI時代に合わせた「部下育成」ができていますか? 働き方改革やガバナンス強化が進む中、多くの管理職は日々の管理業務に追われ、本来注力すべきこれらの業務にじっくりと取り組むことができないのが現状です。本講演では、こうした課題の背景にある「管理職のビジネススキル不足」に焦点を当て、これからの時代に求められる管理職育成について解説します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
本講演は、変化の激しい時代を乗り越えるための「方針出し」や、「部下育成」に課題を感じている管理職の方、そしてそうした管理職を育成したいと考える経営者や人事担当者の皆様に向けた内容です。
働き方改革やガバナンス強化が求められる中で「管理業務」に手一杯になり、肝心の方針出しや部下の育成が疎かになってしまう管理職は少なくありません。そうした状況では、部下の業務効率は下がり、結果的に管理職自身の負担が増えるという悪循環に陥りがちです。
本講演では、こうした課題の根本にある「体系的なビジネススキル不足」に焦点を当て、勘や経験に頼るのではなく、論理的かつ効率的にチームにビジョンを示し、メンバーを動かすための考え方とスキルを解説します。管理職が自信を持って方針を示し、部下を成長させるための具体的なヒントを得ていただけるはずです。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
三つの「聞きどころ」をご紹介します(内容は変更する可能性があります)
一つ目は、管理職が陥りがちな「悪循環」の正体。「方針が出せない」「部下が育たない」という課題は、管理職個人の能力不足だけでなく、組織能力の不足が引き起こす悪循環が根底にある可能性があります。本講演では、その悪循環の構造を解き明かし、根本原因に迫ります。自社の課題を客観的に見つめ直すきっかけとなるでしょう。
二つ目は、勘や経験に頼らない「体系的なスキル」。変化の激しい時代に、これまでの成功体験は通用しにくくなっています。本講演では、属人的な「勘と経験」に頼るのではなく、誰もが習得できる「体系的なビジネススキル」がなぜ重要なのかを解説。方針出しや部下育成に役立つ、具体的な処方箋をお伝えします。
三つ目は、生成AI時代に求められる新しいビジネススキル。生成AIが普及する中で、管理職が持つべき「体系的なビジネススキル」は、もはや若手や中堅にも必須となりつつあります。まるで「優秀な部下」のように生成AIを最大限に活用するには、適切な指示を出し、情報を吸い上げ、判断を下す能力が求められます。本講演では、生成AI時代に求められるビジネススキルの在り方についてもお話しします。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
今回の講演は、特に人事や経営層の皆様に、これからの時代に求められる管理職育成の在り方について、新たな視点や具体的な施策を持ち帰っていただくことを目指しています。
多くの管理職は、日々の業務に追われながらも、経営と現場の間に立ち、孤軍奮闘しています。管理職の皆様の苦労を知っているからこそ、人事の皆様も多くを求めることを躊躇しているのではないでしょうか。本講演が、そうした状況を乗り越え、皆様の組織が抱える課題を解決し、経営に資する一助となれば幸いです。ご参加を心よりお待ちしております。
- 荻野 裕規氏(おぎの ゆうき)
- 株式会社プレセナ・ストラテジック・パートナーズ 専務取締役
- マッキンゼー・アンド・カンパニーにて、コンサルティング業務に従事、その後プレセナに参画。取締役として、研修事業責任者などを歴任し、現職はデジタル事業管掌。現在も研修講師として、リーディングカンパニーの中堅社員~経営幹部に対してビジネススキル教育を提供する。プライベートでは4児の父。

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