講演者インタビュー
1万件以上の支援の現場から:中小企業における育児・介護の両立課題とヒント(令和6年育介法改正対応)

株式会社パソナ 育児・介護支援事務局(厚生労働省委託事業)/中央仕事と家庭の両立支援プランナー
野澤 夏子氏
本講演では、令和6年の法改正を受け今年4・10月に施行された育児・介護休業法の内容を踏まえ、実践的なヒントをお届けします。これまで、厚生労働省の委託事業として10年以上にわたり1万件以上の企業支援を行ってきた知見をもとに、制度設計の要点や現場で活用できる両立支援マニュアルの活用方法を解説。さらに、講演者自身の育児・介護経験を交えたリアルな視点から、制度だけでは語りきれない「支援の本質」に迫ります。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
本講演は、仕事と育児・介護の両立支援に課題を抱えている、中小企業の実務担当者や経営者の方々に向けた内容です。特に、製造業・医療福祉・小売業・建設業など、従業員の離職防止や採用力強化を図りたい企業に有益です。法改正への対応が必要となる中、制度整備の余裕がないと感じている方も多く、現場の実情に即した支援策を知ることで、従業員が「働きたい」と思える職場づくりのきっかけとなることを目指します。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
今回の講演では、令和6年10月施行の育児・介護休業法改正のポイントを中心に、従業員が育児や介護をしながら安心して働ける環境づくりの実践的なヒントをお届けします。
厚生労働省の委託事業として10年以上にわたり1万件以上の企業支援を行ってきた知見をもとに、制度設計の要点や現場で活用できる両立支援マニュアルの活用方法を解説。さらに、講演者自身の育児・介護経験を交えたリアルな視点から、制度だけでは語りきれない「支援の本質」に迫ります。
講演は三部構成で、育児支援・介護支援それぞれの実務的なポイントを整理した後、支援現場の声を届けるトークセッションを実施。Zoomウェビナー形式で、投票機能を活用した参加型の工夫もあり、受講者の関心や課題感を反映しながら進行します。制度対応だけでなく、企業文化や職場風土の改善にもつながるヒントが満載です。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
少子高齢化と人手不足が進む中、育児・介護と仕事の両立支援は一過性の課題ではなく、企業の持続可能性に直結する重要なテーマです。私自身も育児・介護を経験しながら働いてきた立場から、現場の苦労に寄り添いながらお話しします。同じ悩みを抱える方々と想いを共有し、少しでも前向きな変化につながる時間になればと思っています。
- 野澤 夏子氏(のざわ なつこ)
- 株式会社パソナ 育児・介護支援事務局(厚生労働省委託事業)/中央仕事と家庭の両立支援プランナー
- 中小企業診断士。1995年日本電気入社。国内外からの調達部門を経験した後、2007年中小企業診断士として独立。両立支援コンサルティング、輸出入コンサルティング、一般企業向けビジネススキル研修を強みとする。2016年4月より本事業に参画し、翌年より中央仕事と家庭の両立支援プランナーとしてご活躍。

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