講演者インタビュー
SCREENグループの事例から考える
イノベーション創出を加速する「博士人材」の魅力とは

株式会社アカリク ヒューマンキャピタル事業本部 事業推進部 政策企画担当
吉野 宏志氏
生成AI等の台頭もあり、企業変革が求められる中、研究開発力を有した博士人材の活躍が期待されています。今年3月には経産省・文科省が「博⼠採用の手引き」を作成し、民間企業における活躍促進に向け、産学官連携も活発になっています。そこで本講演では、電子部品・機器領域でトップの博士採用数を誇るSCREENグループから、博士人材活用における実態や展望について、お話しをいただきます。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
本講演は、研究開発人材やAI・DX人材など「専門性が求められる人材を採用したい」また、「民間企業における博士人材活用について理解を深めたい」という経営者・人事・採用部門の方々を対象としています。
近年、生成AIの台頭や市場競争の激化に伴い、多くの企業で専門人材の採用ニーズが高まっています。一方で、研究活動を通じて専門性を培ってきた博士人材の民間企業での活躍は欧米に比べて遅れています。ただ、政府による博士活用企業への税優遇などもあり、少しずつ採用する企業が増えています。
そこで今回は、電子部品・機器領域で国内トップの博士採用数を誇るSCREENグループの人事担当者様を特別ゲストにお招きし、博士人材活用の具体的な企業事例についてお話しいただきます。参加者の皆さまからの質問も取り上げながら議論を進め、博士人材の採用・活躍イメージをさらに深める時間にできればと考えています。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
本講演のポイントは、電子部品・機器領域で国内トップの博士採用数を誇るSCREENグループの、「博士人材」の具体的な採用・活躍事例です。なぜ同社は博士人材に投資するのか?採用後の配属、育成、そして事業貢献に至るまでの実態を語っていただきます。
SCREENグループがいかにして博士の持つ「研究開発力」、そして「トランスファラブルスキル」をイノベーションに直結させてきたのか、セミナー内で深く堀り下げます。
専門性が高い一方で、マッチングに課題がある博士人材。そんな人材を多く採用し、専門性以外でも活躍を可能にしている取り組みは必見です。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
「博士人材の採用は関係ない。高度専門人材は扱えない。」などとお考えの企業様にもご覧いただきたいです。博士人材だからといって特別扱いしすぎる必要はなく、他の採用候補者と同様に接すること、培った研究力や自走能力を存分に発揮するには、どのような採用・取り組みをするのがよいのか。今回の講演を通じて、視聴者の皆様と一緒に考える時間となれば幸いです。
- 吉野 宏志氏(よしの ひろし)
- 株式会社アカリク ヒューマンキャピタル事業本部 事業推進部 政策企画担当
- 博士課程を経て、2016年より現職。法人営業やキャリアアドバイザーなどに従事し、国立大学へ特任助教として出向も経験。現在は文部科学省事業「ジョブ型研究インターンシップ」事務局運営と官公庁・自治体との折衝に従事。

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