講演者インタビュー
社員任せにしない英語研修——潜在層を動かし、組織を変える"仕組み"と"評価"

株式会社スピークバディ 法人事業部 部長
田中 亮氏
「英語研修はなぜ成果につながらないのか?」その背景には、個人の努力任せな設計や評価方法があるのかもしれません。本講演では、英語学習への関心が低い層も含めて学習を広げ、組織全体で取り組むための仕組みをご紹介します。従来のスコア中心の評価だけに頼らず、学習の過程や参加状況を可視化することで、研修を「個人の努力」から「経営計画を支える人材戦略」へと位置づける方法を、実際の事例も交えてお伝えします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
社員の自主性やモチベーションに任せた英語研修では、学習が続かず成果が見えにくい――このような課題を抱えている研修担当の方に向けた講演です。
特に、次のようなお悩みをお持ちの方にお役立ていただけると思います。
・英語研修のあり方をアップデートしたい方
現在の研修設計やラインナップに十分な手応えがなく、「このままで良いのか」と課題を感じている方向けに、今後の研修をどう設計していくべきか、そのヒントをご紹介します。
・社員の「話せる」力を引き出したい方
学習者の大半を占める初中級者層をどう底上げしていくかに悩まれている方向けに、具体的な研修設計と、AI英会話を最適に活用する方法を解説します。
従来の研修では成果につながらなかった方々に、次の一手を考えるための具体的な視点や手法をお届けします。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
本講演の大きな聞きどころは、最新のAI英会話サービスを提供する私たちの立場から、これまでの英語研修に内在してきた「仕組み」と「評価」の根本的な課題にどう向き合うべきかを提示する点です。
特に注目いただきたいポイントは次の三つです。
1. 研修の「仕組み」と「評価」への問いかけ
なぜ英語研修は続かないのか。その背景にある「社員の自主性に依存した設計の限界」と「TOEICスコア中心の評価」の偏りを掘り下げ、今後の研修設計に必要な視点を考えます。
2. AI英会話が日本人学習者に最適な理由
多くの日本人が抱える「話すことへの苦手意識」に対して、AI英会話がどのように寄り添い、継続的で効果的な学習を支援できるのかを解説します。恥ずかしさを感じず、何度でもアウトプットできる環境が学習効果を大きく高めます。
3. スピークバディの今後の展開
AI英会話を軸に、私たちはどのように日本企業のグローバル人材育成を後押ししていくのか。今後の具体的な展開について展望をお伝えします。
従来型の研修に限界を感じている方に、新しい選択肢と可能性を持ち帰っていただける内容です。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
私自身、これまでグローバルな環境や人材育成の現場に関わる中で、英語学習が続かない難しさや、単なる知識ではなく「実践で使える力」の重要性を強く感じてきました。本講演では、そうした経験を踏まえ、皆さまが直面している課題に対して、すぐに活かせる具体的なヒントをお届けしたいと考えています。
本講演の内容が、皆さまの組織における英語研修やグローバル人材育成を見直すきっかけとなり、ひいては事業成長を後押しする一助となれば幸いです。
- 田中 亮氏(たなか りょう)
- 株式会社スピークバディ 法人事業部 部長
- 住友商事でのグローバル事業経験を経て、HRコンサルやビザスクで人材育成・組織開発に従事。ビザスクでは執行役員として法人事業の拡大をリード。2025年4月より現職。英語・中国語はCEFR C1相当(IELTS/HSK)に到達しつつ、スピーキング力は実践を通じてこそ伸びると実感している。

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