講演者インタビュー
100社の広報支援と3000超コンテンツ制作の実績と成果からひも解く、これからの採用広報ノウハウ

株式会社OTOGI 代表取締役
山本 哲也氏
採用競争激化の背景の一つに求職者の情報収集感度が上がったことはご存じでしょうか。「とりあえず応募」をしなくなった求職者に対して、応募や選考を進める判断材料としての「企業理解コンテンツ」の提示が必要不可欠です。一方で勘違いや的外れにより適切なアウトプットに落ちないコンテンツも多く存在します。本講演では、「これからの採用広報」の考え方と制作すべきコンテンツ、陥りやすい失敗例を事例を交えてご案内します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
本講演は、求人票やスカウトだけでは伝えきれない企業の魅力をどう伝えるべきかに悩んでいる採用担当者や経営者の皆さまに向けた内容です。
具体的には、以下のような課題をお持ちの方に特におすすめです。
・応募率の低下:空中戦でのアトラクトコンテンツがない、あるいは、求職者が応募をするにあたり応募判断ができるような情報が不足していて、徐々に応募率が低下してきている。
・選考辞退率の悪化:面接や面談の前に、企業理解ができるコンテンツ制作や導線設計ができていない。選考の前に、候補者に企業のことをより深く理解してもらい、選考の質を高めたい。
・採用広報の戦略不在:採用広報は行っているが、明確な戦略がなく、場当たり的な情報発信になっている。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
今回の講演では、採用広報のあり方を再定義するとともに、作るべきコンテンツやコンテンツの活用方法(導線設計)などを解説いたします。
採用広報が注目されている理由の一つとして、SNSの普及などにより、求職者の「選職リテラシー」が劇的に向上していることが挙げられます。給与や待遇といった表面的な情報だけでなく、「この会社で働くことは、自分にとってどういうことか」を深く考えるようになっています。そのため、企業が発信する情報が表面的なものだけでは、求職者との間に「認知ギャップ」が生まれ、応募や入社後のミスマッチにつながってしまうのです。
本講演では、この課題を解決するため、従来の「採用広報」の概念をアップデートし、よりターゲットを絞った「採用狭報」の考え方をご紹介します。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
採用広報は、企業の魅力を最大限に引き出し、求職者との間で信頼関係を築くための非常に重要な活動です。今回の講演では、小手先のテクニックではなく、採用広報の本質に立ち返り、本当に効果のある戦略や施策をお伝えできればと思います。
講演をより有意義な時間とするため、「自社は候補者からどのように見られているか」「どのような点で認知ギャップがあるか」を事前に考えてからご参加ください。皆さまとお会いできることを心から楽しみにしています。
- 山本 哲也氏(やまもと てつや)
- 株式会社OTOGI 代表取締役
- 株式会社SAKIYOMIにて、採用支援事業に配属され、最終的に事業責任者として従事。同時に人事も兼任。その後、フリーランスとして、人材紹介事業の立ち上げ&責任者、複数社の社外人事を経験し、2022年9月に株式会社OTOGIを創立。累計100社、3,000本以上の採用支援コンテンツ制作を誇る。

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