講演者インタビュー
管理職からはじめる、伝統企業のイノベーティブな組織風土づくり
~南海電鉄から学ぶ~

株式会社レアリゼ 執行役員 ソリューションプランニング部 SP2課 マネージャー
山﨑 智史氏
南海電鉄は日本最古の私鉄企業であり、安全・安心を守るため、長らく誠実さや慎重さを重んじ、規律ある組織風土を築いてきました。しかし、VUCA時代を生き抜くためには、よりイノベーティブな組織へ進化していく必要があると考え、管理職の意識改革から着手しました。本講演では、南海電鉄がどのように組織風土づくりに取り組んできたか、具体的な施策を掘り下げていきます。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
「会社としてのパーパスやビジョンは設定したが、人事として何に取り組めばよいかわからない」
「企業に根付いた文化や風土を変えたい」
「管理職の意識や言動を変えていきたい」
「社員一人ひとりが全社施策に向かっていける組織をつくりたい」
「組織診断ツールを導入したものの、どのように施策に結びつければよいかわからない」
このような課題意識をお持ちの方にとって参考になる内容です。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
南海電鉄は日本最古の私鉄企業であり、安全・安心を守るため、長らく誠実さや慎重さを重んじ、規律ある組織風土を築いてきました。しかし、VUCA時代の中で生き残っていくためには、良い部分は残しつつも、よりイノベーティブな組織へ進化していくことが求められます。この背景をふまえ、本講演では、より良い組織風土づくりに向けて試行錯誤した以下のような具体的な取り組みについてお話しいただきます。
・組織風土づくりに向けた第一歩としてスタートした部長職向けの施策
・部長向けの施策に続けて実施した課長・課長補佐への展開
・施策をやりっぱなしにしないための仕組みづくり
・独自のKPIを活用した定点観測と改善のプロセス など
施策を定着させるための組織内の仕組み作りや継続的なフォロー体制についても具体的にご紹介するので、実践に活かせるヒントを得られるはずです。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
世間にVUCAという言葉が広まり、もはや唯一の正解がある時代ではないことは、多くの方が認識されていると思います。今回ご紹介いただく南海電気鉄道の施策の一つひとつは具体的な事例として参考になるだけでなく、自分たちの正解を模索し、試行錯誤を重ねるプロセスからも、新たな視点や気づきを得ていただけると思います。ご参加をお待ちしています。
- 山﨑 智史氏(やまさき さとし)
- 株式会社レアリゼ 執行役員 ソリューションプランニング部 SP2課 マネージャー
- 日系メーカー、日系SPAを経てレアリゼにジョイン。これまでに建設、金融、百貨店など主に大手企業を担当し、社員の自律を引き出す管理職の育成やエンゲージメント向上のための組織づくりなど、企業の人と組織の問題解決支援に従事している。

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