講演者インタビュー
「採用選考×生成AI」の時代に、AIと面接官はそれぞれ何をみるべきか

タレンタ株式会社 カスタマーサクセスマネージャー
白岩 ゆりえ氏
世界的に人事領域での「AIと人との協働」が一般化し、国内では「AI面接」という言葉も浸透しつつあります。しかし、AI導入の安全性や倫理的な懸念から、採用への活用を躊躇している企業も多いのではないでしょうか。まずは、AI発展の歴史と適切な活用法の理解が重要です。本講演では、これらに触れながら、AIと人がそれぞれの役割をどう分担し協働すべきか、選考における本質的なAI活用について解説します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
本講演は採用責任者・担当者またはDX推進責任者・担当者など、以下の課題を持つ方々のご参加を想定しています。
私たちは、最先端のテクノロジー×サイエンス(データ+ピープル(心理学))の力で、採用選考における課題解決に貢献してきました。約10年にわたり、国内約300社へのHRテクノロジー製品の提供・導入支援を通じて得られた「AIと人との協働」の具体的事例を解説します。
・自己PR動画を見るのが大変で、かつ時間をかけて見た割には大した選考ができていないと感じる
・採用選考基準が明文化されていない、または明文化されてはいるものの社内に浸透しきっていないと感じる
・面接官による見極め不足が原因で、早期の離職を引き起こしている
・AI選考に対して、怖さや不信感を持っている
・AI選考に対する候補者の反応や、コンプライアンス対応を懸念している
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
本講演の聴きどころは、AI選考の提供を通じて得られた「人とAIとの協働」の具体的な事例と、AIの社会実装に当たって留意すべき法的リスクに関する最新動向です。
本講演のベースとなるのは、米国発祥の「HireVue AIアセスメント」。録画動画から将来の活躍人材を予測する、コンピテンシー(社会人基礎力)を自動判定するソリューションです。
当日は、以下について我々の豊富な経験と利用顧客の声を交えてご紹介します。
・AIと選考の歴史
・AI選考による評価と、面接官の評価との比較分析・AIがどのように面接官の能力を上げたのか
・最先端のAI選考で判定できることとできないこと
AI選考にあたり留意すべき法的リスクについては、米国HireVue社が世界のHRテクノロジー業界を代表し、関係当局の矢面に立って矢継ぎ早に対応を行っています。その取り組み事例を通じ、今後日本においても成すべきことについて解説します。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
私たちは「Work Happy!な世の中を創る」をパーパスとして、グローバルの最新HRテクノロジーとその背後にある考え方を日本市場に展開し、日本企業の人材マネジメント変革を支援しています。
15年前には採用・配置・育成・評価・登用にまたがる統合型タレントマネジメントソリューションを、また10年前に採用領域への録画動画の活用ソリューションを真っ先に日本市場に持ち込み、日本企業に対して新たな視点・価値観や具体的なハウツーを提供してきました。
本講演で、「面白い!」「こういう時代が来たか!」と感じていただければ幸いです。
- 白岩 ゆりえ氏(しらいわ ゆりえ)
- タレンタ株式会社 カスタマーサクセスマネージャー
- 青山学院大学大学院教育人間科学研究科心理学専攻修了。修士(心理学)。修了後地方公共団体で勤務。行政手続きのオンライン化といった業務改善等に携わる。その後、心理学と実務の協働への関心から当社に入社。心理学の知見と最新技術を元に開発された、海外製HRテクノロジーの日本企業への導入支援・運用推進を担当。

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