人と組織について体系的に学ぶイベント
ゲストさん クリップ ログイン

日本の人事部「HRカンファレンス2025-春-」 
				2025年5月14日(水)・15日(木)・16日(金)・20日(火)・21日(水)・22日(木)開催

[主催]日本の人事部「HRカンファレンス」運営委員会[後援]厚生労働省

講演者インタビュー

日本の人事部「HRカンファレンス2025-春-」トップ 講演者インタビュー 広石 拓司氏(株式会社エンパブリック 代表取締役 ソーシャル・プロジェクト・プロデューサー)インタビュー

柔軟な働き方を全員でつくるインクルージョン戦略〜“配慮される/されない”の壁を超える組織文化とは?

広石 拓司氏 photo

株式会社エンパブリック 代表取締役 ソーシャル・プロジェクト・プロデューサー

広石 拓司氏

育児介護休業法や働き方の多様化に対応するために「柔軟な働き方」の実現が求められています。しかし、ライフスタイルや価値観が多様化し、現場の人手不足の中で、柔軟な働き方の実現は制度だけでは難しく、上司や同僚の理解やサポートが不可欠です。職場にある身近な多様性を受け容れあい、お互いに助け合える組織文化をつくるには何が必要か。コミュニティ構築のプロの視点からわかりやすくご紹介します。

―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?

2025年10月に施行される改正育児介護休業法で「柔軟な働き方を実現するための措置」が義務化されました。個々人の状況に応じた「柔軟な働き方」を実現できる職場づくりは喫緊の課題となっています。柔軟な働き方の実現には上司や同僚の理解とサポートが不可欠ですが、人手不足に加えて、ライフスタイルや価値観の多様化も進む中、もし育児などで「配慮される」人ばかりに手厚く対応し、その周りの「配慮されない人」の負担が大きくなってしまうと、職場全体のストレスは大きく高まってしまいます。

ダイバーシティ推進には、「全員が同じように仕事を優先する」という仕事観や組織文化を変える必要がありますが、その転換は容易ではありません。誰もが力を発揮できる組織を目指し、制度を整えながらも、エンゲージメント向上に難しさを感じている方が、現場を動かすヒントを得られる講演にしたいと思います。

―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。

柔軟な働き方を実現するためには、「配慮」ではなく「インクルージョン」を軸にした組織づくりが不可欠。それには、育児介護の当事者の意向を確認するだけでなく、職場のメンバー全員が相互理解を深めるコミュニケーションが鍵となります。「子どもの病気で休む人」も「推しのライブで休む人」も誰もが同じように尊重され、“お互いさま”の精神で支えあう組織文化を実現するにはどうすればいいのでしょうか。下記の三つの視点からお話しします。

(1)柔軟な働き方の実行に不可欠なインクルージョン戦略
育児・介護の当事者だけが配慮される状況ではなく、組織全体で柔軟な働き方を実行できる組織文化を培うには何が必要なのでしょうか。特に、ダイバーシティの本質的な価値やインクルージョン戦略の大切さについて説明します。

(2)インクルージョンの鍵となる「仕事観」についてのコミュニケーション
身近な人の仕事観の多様性に気づき、受け入れ合うことがインクルージョン実現の第一歩です。仕事観をめぐるコミュニケーションを効果的に行うには何が必要なのか、実践事例も交えてお話しします。

(3)コミュニケーションを促進する制度設計の進め方
多様性を活かすコミュニケーションを組織の活性化やエンゲージメント向上につなげるために必要な、制度設計の進め方を解説します。

―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

エンパブリックはさまざまな社会課題の現場で、多様な人が協働して課題解決に取り組むコミュニティづくりを専門に取り組んできました。前提が違う人の間で関係を構築することの難しさを乗り越えるには、「同じではないから難しい」ではなく「違いを活かしあってつながる」ための対話が不可欠です。

効率重視のビジネスでは、「対話は大切だが、忙しい中では効率が悪いものだ」と考えられがちです。しかし、対話を通して相互理解・協力関係が進み、しなやかにつながる職場ができれば、柔軟な働き方も効率的な組織運営もエンゲージメント向上も実現できます。

多様化する社会の中でダイバーシティを力にできる組織文化づくりを、一緒に考えませんか。

  • この記事をシェア
  • X
講演者プロフィール
広石 拓司氏(ひろいし たくじ)
株式会社エンパブリック 代表取締役 ソーシャル・プロジェクト・プロデューサー
2008年株式会社エンパブリックを創業。「しなやかにつながり、新しい価値と仕事を生み出す」場づくりを通して、地域・企業・行政など多様な主体の協働による社会課題解決型事業の立ち上げ・担い手育成・実行支援に多数携わる。慶應義塾大学総合政策学部、立教大学経営学部などの非常勤講師も務める。

「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
当社はプライバシーマーク取得事業者です。類似のサービスやイベントとの混同にご注意ください。

pagetop