講演者インタビュー
NTTコミュニケーションズの事例から考える
キャリア自律の土台となる「リフレクション」の習慣化とは

NTTコミュニケーションズ株式会社 ヒューマンリソース部 人材・組織開発部門 部門長
大原 侑也氏
ビジネス変化の激しい時代において、企業の成長を支えるのは、自らキャリアを考え、必要なスキルを身につけることができる自律型人材です。NTTコミュニケーションズでは、若手社員のうちから自律的な行動を習慣化させるため、「リフレクション(振り返り)」を重視した独自の育成プログラムを実施しています。本講演では、NTTコミュニケーションズでの事例を交え、若手社員の主体性を育む育成のポイントを解説します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
近年、キャリア自律の重要性がますます高まる中、NTTコミュニケーションズではジョブ型雇用を導入し、社員一人ひとりが自律的にキャリアを形成し、成長できる環境の整備を強化しています。
従来の育成では、若手の自律性を育むことは難しいと感じているご担当者の方も多いのではないでしょうか。
NTTコミュニケーションズの新入社員研修では、自律的な成長を促す独自の育成プログラムを実践しています。本講演では、具体的なプログラム内容をご紹介しながら、育成のポイントを解説します。
下記のような課題をお持ちの方はぜひご参加ください。
● 指示待ちの受動的な社員が多く悩んでいる
● 社員の自律性を高めたいが、具体的な方法が分からない
● 研修を実施しても、社員の行動変容につながっている実感がない
● キャリアオーナーシップの重要性は理解しているが、育成方法に悩んでいる
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
ポイントは「リフレクション(振り返り)の共有」です。
NTTコミュニケーションズの人材育成は、リフレクションの機会を重視し、その効果を最大化するための取り組みを重ねてきました。従来の研修や業務における振り返りは、単なる「感想」に留まりがちで、次の行動につながる学びや成長を促すには不十分でした。
そこで、私たちは「振り返りの型」と「他者との対話方法」を工夫し、経験学習サイクルを意識したリフレクションを実践しています。さらに、最近はAIによるフィードバックなどの最新技術も活用し始め、社員の自律的な成長を支援しています。
リフレクションは、過去の反省だけではありません。行動変容を促す「成長エンジン」として活用していくことで、有効な人材育成ツールへ進化します。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
NTTコミュニケーションズでは、キャリアデザイン室を設置し、キャリア相談を通じて、社員が自らのリーダーシップスタイルを発見し、実際のビジネスシーンでそれを発揮できるようサポートしています。
社員は自分自身のリーダーシップ能力を理解し、それを企業の成功に結びつけるための実践的なスキルを身につけることができます。
私たちの個々の力を引き出し、未来を創る人材・組織開発の取り組みを共有し、企業の将来を担っていく若手社員の育成について皆さんと共に考えていきたいと思います。
- 大原 侑也氏(おおはら ゆうや)
- NTTコミュニケーションズ株式会社 ヒューマンリソース部 人材・組織開発部門 部門長
- 2001年NTTコミュニケーションズ入社。PM/ITコンサルタントとして、自治体・企業におけるICT活用を推進。その後、スマートエデュケーション推進室長として、学校・企業教育のDX化に取り組む。2023年より、人材・組織開発部門長として、自律的なキャリア形成と対話協働する組織開発を推進中。

「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
当社はプライバシーマーク取得事業者です。類似のサービスやイベントとの混同にご注意ください。