人と組織について体系的に学ぶイベント
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日本の人事部「HRカンファレンス2025-春-」 
				2025年5月14日(水)・15日(木)・16日(金)・20日(火)・21日(水)・22日(木)開催

[主催]日本の人事部「HRカンファレンス」運営委員会[後援]厚生労働省

講演者インタビュー

日本の人事部「HRカンファレンス2025-春-」トップ 講演者インタビュー 吉成 英紀氏(株式会社インプレッション・ラーニング 講師)インタビュー

9割の人が知らない、不祥事を起こさない組織のつくり方 ~経営者・人事が知っておくべき大事な視点~

吉成 英紀氏 photo

株式会社インプレッション・ラーニング 講師

吉成 英紀氏

人的資本経営、ESGをホームページでうたっているにも関わらず、組織的不正、虚偽報告の報道が後を絶ちません。株主や投資家に経営を任されている私たちは、本来、組織的不正が起こらない組織をつくると同時に、企業の目標達成能力をさらに高める必要があります。本講演では役員や従業員全員が平時から共有しておくべき大切な考え方や育成の観点について、具体例をもとにエッセンスをご紹介します。

―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?

さまざまな業界における品質偽装やデータ改ざんなど、日本企業の組織的不正が依然として後を絶ちません。組織体制変更や内部通報制度などの「トップの首を切れる仕組み」や「業務プロセスの見直し」を進めているにも関わらず、不祥事が後を絶たないのは、「形(仕組み)」だけでなく「中身(意識)」が足りないからです。

ところが多くの会社は「意識対策」として何をしたらよいのか、これといったハウツーをいまだ見いだせていません。

本講演は、企業が組織的不正に向かってゆく分岐点を解き明かしながら、私たちにとって分かりきっているはずの三つのキーワードを根底から問い直します。「(講師を含め)私たちのどこが未熟なのか」、「成熟した意識をメンバーが共有する組織をどうやったら作れるのか」を考えます。

―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。

本講演は、幅広い方々の参考になる内容です。特に従前のコンプライアンス研修に一定の限界を感じておられる方に強くおすすめしたいと考えています。世の中には、多くの研修がありますが、日本企業にとって今本当に必要な(気づいてない)研修テーマは何でしょうか。

例えば、日本企業で「あなたはルールを守りますか?」と聞くと、(ほぼ)全員が「守ります」と答えます。続いて「あなたはルールを“絶対に”守りますか?」と聞くと、全員が「いいえ」と答えます。このやり取りは、過去に100社以上の会社で実際に行ってきたやり取りです。「ルールは守るが絶対ではない」と全員が思っている。大人である私たちにとってより有効なテーマは「ルールですから守りましょう」よりも、「あなたはどのようなときにルールを破りますか?それを平時からはっきりさせていますか?」です。

有事に備える「抑止力」とは具体的に何なのか、そこまで考えてみたい方はぜひご参加ください。

―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

いま、 “人的資本経営”という言葉がよく使われています。日本企業の中長期的な企業価値向上にとって、もっとも重要なテーマと講師も賛同しています。

本講演でご説明するいくつかのキーワードは、不祥事を防ぐだけでなく、同時に企業の目標達成能力を高める効果があります。なぜならこれらは同根だからです。本講演では、普遍性を持つテーマを日常レベルのケーススタディ形式で紹介するため、皆さまに実感をもって聞いていただける内容となっています。皆さまには、「今回ご紹介するキーワードに対する深い理解が、社内の大多数のメンバーに浸透している組織」を目指していただきたいと思っています。ご期待ください。

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講演者プロフィール
吉成 英紀氏(よしなり ひでき)
株式会社インプレッション・ラーニング 講師
慶応義塾大学商学部卒業。1987年英和監査法人(現あずさ監査法人)に入所。外資系金融機関向けコンサルティング業務等に従事。監査法人退職後、有限会社吉成コンサルティング代表取締役就任。不良債権査定業務、M&A、業務監査、会計アドバイザリー業務、経営分析等に従事。内部監査、会計分野等の企業研修講師。

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