講演者インタビュー
東京大学星加教授と産学連携から考える『DE&I推進を加速させるための組織変革とリーダーシップ』

株式会社ヒップスターゲート 代表取締役社長 兼 最高執行責任者(COO)
小田桐 正治氏
DE&Iの理念は認知されつつありますが、組織内での推進・浸透に行き詰まる企業は多いです。根底には日本特有の企業体質があり、有効となるリーダーシップやマネジメントのモデル構築の難しさがあります。そこで、東京大学星加教授と昨年に産学連携プロジェクトを発足。本講演では、プロジェクトの調査結果をもとに考察した、DE&Iの現状と課題、DE&Iを起点とした組織変革の課題やリーダーシップについて解説します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
DE&I推進に難しさを感じている企業のご担当者は少なくありません。理由の一つとして、日本組織の特徴を踏まえた有効なアプローチができていないことが考えられ、この推察には多くの企業が共感しています。
私たちは、『新たな時代と日本の組織文化に適合するリーダーシップモデルの不在』そして『経済性と社会性の共存』という二点を具現化するマネジメントの実践知が不足していることに課題を感じています。
本講演では、東京大学大学院星加教授との産学連携プロジェクトにおいて、日本組織の特徴を調査・実証したデータをもとに、DE&Iを起点とした組織変革の課題や、求められるリーダーシップについてシェアします。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
多くの組織においてDE&Iの理念は広く共有されてきましたが、「ダイバーシティ疲れ」といわれるような、ある種の閉塞感が広がっています。こうした中、真のDE&I実現に向けて社会を変革していくことが急務です。そのためには、日本の組織で有効に機能するリーダーシップおよびマネジメントのモデルの構築が必要です。
当社では、企業の持続的な発展のためにはインクルーシブな組織の実現がカギになると考えています。2025年の本格始動を目指し、2024年2月には、「インクルーシブ・リーダーシップと組織の未来JAPANコンソーシアム」発足特別プロジェクトをスタート。
DE&I推進に意欲ある12企業団体に参画いただき、東京大学大学院星加教授による学術的な知を融合させながら、「日本の組織でDE&I推進を阻むボトルネックは何か?」について組織調査データを収集。課題を実証的に把握し、実践につなげるための勉強会を行ってきました。
本講演では、プロジェクトの調査結果をもとに考察したDE&Iの現状と課題や、今後、企業にどのようなアプローチが求められるかを探っていきます。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
今回の講演では、2025年コンソーシアム設立の前段階の特別プロジェクトで活動してきた内容をお話しいたします。道半ばではありますが、DE&Iを起点とした組織変革の課題や求められるリーダーシップについて「根本的にどう考えるか」「本質は何か」という点をお伝えしします。皆さまの課題解決に向けた取り組みに貢献できればと思いますので、どうぞご期待ください。
- 小田桐 正治氏(おだぎり まさはる)
- 株式会社ヒップスターゲート 代表取締役社長 兼 最高執行責任者(COO)
- 住宅建築会社で飲食事業部のマネジメントに従事。企業教育・研修会社に転身し、10年以上で約5万人以上の研修企画・運営をプロデュースする。AI文字起こしサービスのスタートアップ会社の常務取締役に就任。ダイバーシティ推進や組織開発・人材育成とインナーブランディングで企業を支援する会社を設立。

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