――　今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか？

「心理的安全性が重要」といった考えが広まり、個々人の“働きにくさ”は以前よりも解消されたように感じます。一方で、若手に対して「注意すると不機嫌になる」「やることをやらないのに主張だけはする」といった印象を持ち、関係構築に悩む管理職が増えています。

若手の成長に必須な“仕事をやりきる経験”を多く積むには、管理職だけでなく、若手自身も積極的に周囲と関わり、上司・先輩と関係を構築することが不可欠です。また、管理職が部下のキャリアに関心を持ち、この会社で成長の可能性を感じさせる”キャリアの天井を開ける”支援をできるか、が若手の成長を大きく左右します。

「若手が自ら関わって欲しい」「かわいがられる若手を育てたい」「部下の成長を促す、憧れられる管理職を増やしたい」といった課題をお持ちの方はぜひ参加ください。

――　今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。

「自分のやりたいことを」「自分らしさを」といったメッセージが増えた背景もあってか、「希望していない部署に配属された若手のモチベーションが下がってしまった」「若手が『成長につながらない仕事はしたくない』と退職してしまった」と頭を悩ませている方からの相談が増えています。

①早すぎる離職を防ぎ、望むものでない経験も学びに変える方法
自らの望むものでない経験も学びに変えるには、周囲との関わりや環境が大切です。上司先輩にその都度意味づけ、モチベートしてもらうのではなく、自分自身で成長イメージを描き、奮い立たせられるようになることが必須です。

②かわいがられる力の身につけ方
自分のやりたいことを実現する過程において「周囲から学ぶ」「助けてもらう・応援してもらう」「自分で自分をモチベートする」といったスキルは大いに役立ち、そんな「かわいがられる力」を持つ人ほど成果を出しています。

③上司が磨くべきは「組織をつくる力」である
上司も忙しく、メンバー個々人だけでなく、チームに目を向けることが難しくなってきました。忙しく働き方が多様になる中で、いかに働きがいのある組織をつくっていけば良いのか、事例をもとにお話しします。

今回の講演では、上記3点に加え「笑いの力が組織にもたらす効果とは何か」、そして若手が持つべき「かわいがられる力」」についてもお話しします。

――　講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

信頼関係の入り口は、相手の心を動かすことにあり、「笑い」はそのための方法の一つです。ビジネスにおいて笑いは絶対に必要なものではなく、スパイスのようなものだと思います。それだけに、うまく活用できれば、緊密な信頼関係を築く強力な武器になると当社は考えています。

当社の研修および今回の講演は「笑い」のメカニズムをベースに組み立てているため、ビジネスや職場において「笑い」は必要だ、と少しでも共感いただける方にご参加いただけると幸いです。

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