講演者インタビュー
子育てしながら働く部下を持つマネージャーの心得
~「フルキャリマネジメント」のすすめ~

東日本旅客鉄道株式会社 マーケティング本部 くらしづくり・地方創生部門 新規事業ユニット 副長
小西 好美氏
ワーキングマザーの中でも「ゆるキャリ」でも「バリキャリ」でもない「出産や子育てにも前向きでありながら、キャリア形成にも前向き」という価値観をもつ層は「フルキャリ」と呼ばれており、働く女性の半数が該当すると言われております。本講演では、野村総合研究所の武田氏をゲストにお迎えし、「フルキャリ」の仕事・生活に関する実態、価値観、等を紹介し、「フルキャリマネジメント」を行う上でのポイントをお伝えします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
政府は、2020年代の可能な限り早期に指導的地位に占める女性の割合を30%程度にするという目標を掲げていますが、現時点の女性管理職比率は12.7%という厳しい状況です。企業でも女性管理職比率のKPI達成に向けて施策を進めていますが、「子育てとの両立が難しく、管理職になる自信が持てない」などといった理由で、管理職への昇進を躊躇するケースが多く、計画通りに進んでいないという声が聞かれます。
今回はそのような課題を抱えている企業の女性活躍・ダイバーシティ推進担当者向けに、ライフイベントを経た女性のキャリアの現状や課題と、ライフイベントを経た女性をマネジメントしていくためのヒントとなる情報を、PeerCross利用者の状況の紹介も交えながらご紹介します。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
起案者の小西が、育児休職中に今回のゲスト講演者の武田氏の著書『フルキャリマネジメント』に触れ、「フルキャリ」という価値観に出合えたことは、仕事と育児を両立していく上で大きな救いとなっています。
上司の方は、よかれと思って「育児が大変そうだから」と、本人の気持ちを確認せずに配慮してしまった経験はないでしょうか。PeerCross利用者に、前向きなキャリアに大きく影響する項目を聞いたところ、「新しい業務にアサイン(上司からの成長機会の提供)されたこと」が1位という結果になっています。女性の採用が進み、ライフイベントを経た女性がますます増えていく中で、育児をしながらも、組織への貢献意欲が高い「フルキャリ」をうまくマネジメントすることが、女性活躍推進を加速させ、組織の力を更に強化していくことにつながります。
武田氏からは、以下についてご説明いただく予定です。
・なぜ女性の部下のマネジメントが難しいのか
・「フルキャリ」の思考や行動特性を分析から、「フルキャリ」が望んでいること
・「フルキャリ」の活躍をひきだすマネジメントとは?
明日から役立つフルキャリマネジメントのヒントをお伝えします。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
PeerCrossは、起案者の小西が、復職後マミートラックに陥った原体験をもとに立ち上げ、ワーキングマザー同士が価値観や境遇の近しい方と「Peer(対等)」に会える場として提供しています。2025年2月現在、累計5,000組10,000名のマッチングが成立し、意識変容・行動変容に高い効果が出ています。
女性活躍推進施策は(1)経営トップのコミットメント、(2)上司(管理職)の積極的な姿勢、(3)当事者支援の3点が複層的に推進されることにより解決が進むといわれています。今回は(2)の上司がどのように「フルキャリ」をマネジメントし、組織の力を最大限発揮するヒントとなるような内容です。皆さまのご参加をお待ちしております。
- 小西 好美氏(こにし よしみ)
- 東日本旅客鉄道株式会社 マーケティング本部 くらしづくり・地方創生部門 新規事業ユニット 副長
- 2009年JR東日本入社。運転士など鉄道現場を経験後、人事(採用・ダイバーシティ推進)、Suica事業等を担当。第一子育休後、仕事と育児の両立に悩んだ経験をもとに、新事業創造プログラムに応募。実証実験、第二子の出産後、2023年7月~PeerCrossをスタート。約40社様にご導入いただいている。

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