講演者インタビュー
起業家の思考・行動を体系化した「エフェクチュエーション理論」でひも解く
従業員の「越境学習」の真の価値

コクヨ株式会社 イノベーションセンター 複業マッチング&伴走サービス『pandoor』事業責任者
小山 幸乃氏
成功を収めてきた起業家の思考・行動パターンを体系化したエフェクチュエーション。VUCA時代のイノベーション創出に必要な考え方との認識が広がっています。エフェクチュエーションの研究に従事し、越境学習にも着目している神戸大学准教授吉田氏をお迎えし、コクヨが提供する越境プラットフォームpandoor(パンドア)責任者と対談方式で「越境学習の真の価値」について語ります。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
本講演は、不確実性の高い環境下で新規事業や業務改革に取り組む必要がある方に特にお勧めです。従来の計画重視型アプローチでは成果が出にくくなっている、限られたリソースで新しい取り組みを始めたい、あるいは社外人材の活用を検討しているものの効果的な進め方がわからないといった課題をお持ちの方々にとって、具体的な解決の糸口となるでしょう。
他社で働くことで新たな知見、経験を養う越境学習pandoorサービスとエフェクチュエーションの考え方を組み合わせることで、これらの課題に対する実践的なアプローチ方法が見えてきます。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
本講演では、経営学の新しい理論として注目を集めるエフェクチュエーションの第一人者である吉田氏と、pandoorサービス責任者による特別対談を実施します。
不確実性の高い時代において、既存のリソースをどのように活用し、新しい価値を生み出していくのか。その具体的な方法論について、理論と実践の両面から掘り下げていきます。
特に注目したいのは、pandoorという新しい人材育成の形が、現代のビジネス環境に求められている理由です。週1日の他社越境で人材が持つ知見やスキルを活用し伸ばすこのサービスの本質的な価値について、吉田氏の研究に基づく新しい視座から解き明かしていきます。
組織の新たな可能性を切り拓くヒントが詰まった対談となりますので、ぜひご期待ください。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
「他社の知見を活用したい」「新しい取り組みを始めたい」とお考えの皆さまへ。本講演では、pandoorを通じた社外人材活用の具体的な方法と効果について、エフェクチュエーション理論の第一人者である吉田氏との対談を通じてお伝えします。
大手企業で培われた知見やスキルを、週1日という形で柔軟に活用できるpandoorの可能性について、新しい視点から理解を深めていただける機会です。組織に新たな風を吹き込み、イノベーションの種を育てる第一歩として、ぜひご参加ください。皆さまとお会いできることを心より楽しみにしています。
- 小山 幸乃氏(こやま ゆきの)
- コクヨ株式会社 イノベーションセンター 複業マッチング&伴走サービス『pandoor』事業責任者
- 新卒でコクヨ株式会社入社。オフィス空間の設計デザイン・コンサルティングや、オフィス家具のマーケティング・商品企画に従事し、新しい働き方の提案を行う。2021年から社内複業の形で「人材領域」の新サービス構築に取り組む。2023年より現部署にて『pandoor』事業を立ち上げ、責任者を務める。

「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
当社はプライバシーマーク取得事業者です。類似のサービスやイベントとの混同にご注意ください。