講演者インタビュー
人事制度・施策面から考える、中高年社員への活性化に向けた取り組みのポイントとは
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 組織人事ビジネスユニット HR第1部 シニアマネージャー
水江 無逸氏
中高年社員が今後5~10年で60歳を迎え、活性化に向けた取り組みとして、単純に人件費を引き上げればよいというわけではありません。当事者となる社員の思いにも配慮しながら、施策を検討する必要があります。本講演では、定年延長・再雇用制度拡充といった取り組みの選択の仕方について検討プロセスを紹介するとともに、検討のポイントもお話しします。また、制度面だけでなくソフト面の施策を含めて実例を交えてお伝えします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
今回の講演は、高年齢者をうまく活用したいという課題をお持ちの方向けの講演内容となります。
日々のわたしたちがご支援するなかで、定年延長をすべきか否かといったお悩みや、再雇用制度を拡充するとしてどのような仕組みにすればよいかといった顕在化しているお悩みを多く聞きます。本質的には、高年齢者をどう活用するかという点をクリアにすることが肝要です。また、高年齢者の活性化を考えることは、将来の経営戦略・事業戦略を踏まえて、人材マネジメントをどのように行っていくかを考えることと密接に繋がっています。
このような潜在的な課題および顕在的な課題に対して、検討のポイントを解説していきます。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
今回の講演の聞きどころ、注目すべきポイントは以下の点です。
・高年齢者の活性化に絡めて、中長期的な人材マネジメントの在り方を検討する際のポイントを解説します。
・制度面としてのアプローチとして、定年延長をすべきか否かの検討ポイントを解説していきます。また、検討結果として定年延長を選択する場合、または、再雇用制度を拡充する場合の制度設計のポイントも解説します。
・制度面の検討だけでなく、高年齢社員のエンゲージメント向上を図るためのソフト面の強化に向けた施策について、実例なども交えながら解説していきます。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
高年齢者向けの活性化に向けた取組みは、一般的に”人件費を引き上げる施策”となることが多いため、経営層や人事部門の思い描くあるべき姿と現実的な方向性にギャップが生まれやすいテーマです。単純に人件費を引き上げればよいというものではなく、外部要因・内部要因などを分析的に検証しつつ、当事者となる社員の思いにも配慮しながら、施策を検討していく必要があります。
皆様のリアルなお悩みや、課題感などにも触れながら講演をしたいと思っています。奮ってのご参加をお待ちしています。
- 水江 無逸氏(みずえ むいつ)
- 三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 組織人事ビジネスユニット HR第1部 シニアマネージャー
- メーカーへ入社後、本社総務人事、経営企画部門にて、人事制度運用、経営企画業務に従事。当社へ入社後、経営戦略実行に向けた人事制度構築・運用支援、人材マネジメント変革支援、定年延長/定年後再雇用制度導入支援等のプロジェクトに携わる。経営者と社員の双方の視点に立脚した企画・提案、実行支援を目指している。
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