講演者インタビュー
【キヤノン現地法人元社長と考える】海外駐在員育成のエッセンス
インサイトアカデミー株式会社 取締役COO アカデミー長 共同創業者
金 珍燮氏
国内各社でグローバル事業戦略を強化している中、人材育成の必要性も年々高まっています。一方で、海外駐在員は人材の質や人数ともに向上が図れずにいる企業が多いのも実情です。本講演では、150社以上のグローバル人材育成支援実績がある金氏、キヤノン社で6ヵ国30年に及ぶ海外現地法人運営を持つ小西氏が登壇。海外駐在員の効果的な育成方法と、実体験に基づいた成功へのポイントを解説します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
グローバル人材育成に携わっている人事の方、もしくはグローバルビジネスに携わっている方で、下記のような課題をお持ちの方向けの講演となっています。
・グローバル人材の育成を強化したい
・海外駐在員、海外事業従事者が固定化している
・海外現地社員のマネジメントがうまくいっていない
・リモートで海外事業をハンドリングできる人材が少ない
・英語系など最低限の研修しかできていない
・リソース不足でグローバル人材育成に十分な施策を打てていない
上記に少しでも当てはまるものがあれば、ぜひご参加ください。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
国内市場の縮小、海外各国市場の成長によって、グローバルビジネスの強化やグローバル人材育成の重要性がますます高まる中、国内各社は海外事業の成長に向けて大きな目標を掲げています。
一方で、グローバル人材育成に向けた社内の人的リソース確保や育成の仕組みはまだまだ追いついていません。いわゆる「当たって砕けろ」といった方針による「生身の状態」での海外への人材派遣、グローバルプロジェクトへのアサインを続けており、グローバル人材の固定化や早期帰任、ローパフォームなどの課題から脱却できずにいます。
本講演では、グローバル人材育成専門カンパニーとして、150社以上のグローバル人材育成を支援してきた実績に基づき、海外駐在員育成において具体的にどのように対応するのが効果的なのかを解説します。
講演では、キヤノン40年間の中で6ヵ国30年に及ぶ海外ビジネスのプロフェッショナルである小西氏が登壇。複数の国で事業を推進し、海外現地法人を運営してきた経験から、「人事部としてどのような人材を駐在員としてアサインすべきか」について、自身の事例を交えながら解説します。
グローバル人材育成・海外事業展開のための「生きた情報」として、参考にしていただければ幸いです。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
人材育成は、中長期的施策として会社の成長を支える重要な機能ですが、短期的な事業成果を求める経営課題とのギャップが生じやすい分野でもあります。
その中で、グローバル人材育成へのリソース・ノウハウ不足も相まって、グローバル人材育成の情報収集・方針検討・体制構築・育成実行などに日々悩まされている方も多いのではないかと思います。
講演では、グローバル人材育成専門カンパニーとして培ってきた育成ノウハウや各社の事例を中心にお話しします。グローバル人材育成、グローバルビジネス展開を進める際に、参考にしていただければと思います。
- 金 珍燮氏(きむ じんそぷ)
- インサイトアカデミー株式会社 取締役COO アカデミー長 共同創業者
- ミスミ・PwCコンサルティング・ミクシィにて国内外ビジネスの戦略・マネジメントPJを推進。国内各社のグローバル人材・育成ツール不足に課題を感じ当社を創業。2020年に国内初グローバル人材育成特化型EラーニングサービスINSIGHT ACADEMYをローンチ。100社以上のグローバル人材育成を支援。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
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