講演者インタビュー
DX人材育成の前に…データリテラシーを高める5つの力とは?
~数字に強いビジネスパーソンの育成方法~
オルデナール・コンサルティング合同会社 代表社員/日本数学検定協会認定 ビジネス数学インストラクター
長谷川 正恒氏
DX推進の重要性が増す中でDX人材・デジタル人材の育成は重要な経営課題です。ただ、高度な専門知識が必要なのは一定の専門職人材であり、多くのビジネスパーソンは専門知識ではなくデータリテラシーの強化が重要です。この点が抜けているためにDXの推進が進まないケースが多く見受けられます。本講演では多くのビジネスパーソンに必要な数的思考を5つの力に沿ってご紹介いたします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
社員の数字力を底上げしたい、と考えている経営者・教育担当者の方々を対象とした講演内容となります。
本講演および当社がご提供する社員研修は、専門職人材に対してさらに高度な専門スキルを提供するものではありません。多くの現場では「自らの行動に優先順位を設定し効率的な営業活動を行いたい」「企画提案を行う上で数字の根拠をしっかり示したい」「自社の業績をわかりやすく経営者へ伝えたい」といった数字力に関する課題を抱えています。
このような課題解決には高度な数字力や専門知識の習得は不要です。大事なことはビジネスシーンで役立つ数字に対する考え方や数字に対する苦手意識などを拭い去ることであり、「思ったよりも簡単に数字を活用できる!」「数字で考えると実務に役立つ!」と感じていただくことです。
本講演はこの様な課題を多く抱える企業の経営者・教育担当者の方々にぜひお聞きいただきたいです。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
「社員にデータ分析力を学ばせたい。でも、当社の社員は数字に弱いんですよ……」
多くの経営者や教育担当者の方からこのような声をお聞きします。データ分析の重要性、DX人材の育成、AI人材の採用など、昨今数字力の重要性に関するワードを至るところで目にします。
一方で、現場からは「数字は苦手」「データはあるがどう活用すべきかわからない」「細かなデータを見ると目眩がする」といった声が多く聞こえてきます。世の中で多く語られている「高度な分析スキルを活用できる人材」に対して、「数字が苦手でどの様に扱って良いかわからない」と感じている現場社員は多く、大きなギャップが存在しています。
数字が苦手な人に統計や会計といった高度な教育を一から十まで事細かに提供しても、数字に対する苦手意識がさらに高まるだけです。本講演では、数字に対する苦手意識を持つ多くのビジネスパーソンに向けた数字力強化の考え方や、当社が提供する各種研修のご紹介を行います。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
あなたの周りにいる「数字に強い人」は高度な数学知識や専門スキルを必ず保有しているでしょうか。
私の経験上、必ずしもそのようなことはありません。では、「数字に強い人」と「数字に弱いまたは苦手と感じている人」の違いはどこにあるのでしょうか。多くの「数字に強い人」はビジネスシーンにおける数字の活用方法を理解し、数字を活用することのメリットを肌で感じています。
その結果、数字を活用するシーンが増え、さらに数字力が高まります。重要なことは高度な知識の習得ではなく数字に対する「見方」「捉え方」「考え方」です。本講演をお聞きいただくことで、ビジネスで役立つ数字活用方法を感じ取ってください。
- 長谷川 正恒氏(はせがわ まさのぶ)
- オルデナール・コンサルティング合同会社 代表社員/日本数学検定協会認定 ビジネス数学インストラクター
- 20代に外資系サービス業で営業に従事し世界3位の実績を残す。2006年より上場企業にて経営企画、管理業務に従事。30代で上場企業役員就任。豊富な実務経験から「実務に即した人材育成」が信条。常に現場視点を持ち続けることで「明日から役立つ」具体的な教育支援を提供。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
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