［主催］日本の人事部「ＨＲカンファレンス」運営委員会［後援］厚生労働省

――　今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか？

学習において、自身ですべてを管理しながらしっかりとした実力を手に入れることは、簡単なことではありません。

トレーニングの内容、時間の管理、継続する意欲など、多くの要素があってこそ、トレーニングの成功は見えてきます。そのためには、どのようなトレーニングが効果的なのか、どのような点を気にしながら進めていくべきなのか、また、最終的にどういった部分を確認していけば成功につながるのかといった、「完璧な自走学習」実現へのキーポイントを押さえながら進めていきます。

――　今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。

多くの企業研修において共通して聞かれる言葉は、「必ず効果は出るのか？」「社員にとってプラスになる学習とは？」といったものです。

語学に関して言うと、短期間での目標値を作り、そこに向かって学習し、達成後にさらなる目標を立て、最終的な長期目標までステップアップしていくことが大切です。その長期的なゴールを目指すために欠かせないのは「自身で確実な実力がつくトレーニングを最後まで続けていくことができるか」という点です。

トレーニングは、やみくもに行えばよいというものではありません。一歩一歩進むための「筋力トレーニング」と同じものです。しっかりとしたプランを立て、効率よく学習し、実践につないでいく。このプロセスを踏んでいくためには「自走学習ができる体質」が必要です。

企業として生涯学習をサポートすることが難しい中、社員が自身でしっかりとスキルアップができるようにするためのキーワードにご注目ください。実際に社内での認識をそろえることで、最終的には企業の成長につながるのではないでしょうか。

――　講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

参加される皆さまには、「人材育成」という課題の難しさを感じていらっしゃる方も多いかと思います。実際に研修を進めても、なかなか結果が伴わないなど、悩みも多くあると思います。経済的にも苦境に立たされている現在、多くの方が求めていらっしゃるのは「自立」「自走」ではないでしょうか。これらは、会社の未来にも影響するところですが、もちろん個々の社員にとっても「充実した社会人生活」を目指す上で必要な部分かと思います。

本講演が、自立型社員の育成を目指している皆さまにとって、有益なものになることを願っています。

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