講演者インタビュー
“採用戦国時代”の今、
各社の採用から考える、コア業務にシフトするための最適な効率化施策とは?
アデコ株式会社 コンサルティング部 部長/ISO30414リードコンサルタント/アセッサー
古河原 久美氏
自社の採用サイトやSNS等の母集団形成だけでなく、候補者からも選ばれるためにブランディング施策も必要になり、採用の業務が増えています。一方で、採用の成功に必要な候補者との接点強化や企画等のコア業務ができていないという悩みが増えています。本講演では、各社の悩みや採用動向をはじめ、業務を効率化するための採用管理システムやアウトソーシングの手法を解説し、工数削減により採用力が向上した事例もお話しします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
私たちは普段、さまざまな企業の人事担当者とお話をする機会が多くあり、そのなかで採用競争がますます激しくなっているという声をよくお聞きします。コロナ禍による影響が収束し、企業の採用活動が活発化するなか、それと同時にChatGPTなどの新しい技術の浸透や行政施策なども影響して、欲しい人材を採用することが困難な時代になってきていると思います。
企業は求職者に対してより魅力的な訴求をしなければならず、ブランディング戦略や求職者との直接的なコミュニケーションなどに十分な時間を割くことが重要です。しかし、採用担当者に求められる役割はますます複雑化し、人手不足も重なり、本来すべきコア業務に時間を割けなくなっているのも事実です。採用業務を効率化して、その時間を有効に活用したいと考えている方も多いのではないでしょうか。
そういった方々に、具体的なヒントやアプローチを提案させていただければと思っています。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
人事ご担当者の方々とのコミュニケーションの中で、各企業が持つさまざまな課題や、それをどのように乗り越えようとしているかなどの話を聞いています。
本講演では、単に私たちのサービスやソリューションの紹介をするのではなく、お客さまとのコミュニケーションを通じて生まれる新しい気付きに焦点を当て、私も含め実務担当者のパネルディカッションの中でさまざまな事例をご紹介できればと思っています。
私たちの持つ採用アウトソーシングやコンサルティングのソリューションも大切な要素ですが、それだけではありません。実際の現場で起こる生々しいエピソードを通じて、人事の皆さんが抱える課題や悩みを理解し、その解決策としてどのようなサポートを提供できるかを具体的な事例を交えてお伝えすることで、皆さまにとって有益な情報となることを願っています。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
このセミナーを通じて、単に私たちの取り組みを伝えるだけでなく、人事担当者の方々と共に築いてきた経験や気づきをお伝えできれば幸いです。皆さまが日々抱える課題やニーズに対して、実践的なアイデアや解決策を提供できるよう努めて参ります。
そして、この講演の中で参加される皆さまからの声や気付きも大切に受け止め、それを私たちの取り組みの更なる進化に生かしていきたいと考えています。
一方通行ではなく、皆さまとともに、より充実した時間を創り上げていくことを楽しみにしております。どうぞ、よろしくお願いいたします。
- 古河原 久美氏(こがはら くみ)
- アデコ株式会社 コンサルティング部 部長/ISO30414リードコンサルタント/アセッサー
- 組織開発・人財開発・人事企画・採用における戦略・実行を専門とするコンサルタント。浸透まで重視した仕組み作りに加え、トップマネジメントから現場まで巻き込むチェンジマネジメントといった大規模プロジェクトのマネジメント実績を多く有する。 大手金融・IT企業人事経験もあり、組織の内側からの改革も得意とする。
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