講演者インタビュー
【データサイエンティストが解説】
離職率を改善する、原因分析の手法と施策事例
株式会社アッテル 代表取締役 CEO
塚本 鋭氏
人的資本経営の重要性が増す昨今、「従業員の定着」は企業の成長において重要なテーマの一つです。退職予防に取り組む企業も多い一方で、厚労省の調査では新卒の早期離職率は30%以上と改善が見られず、十分な成果が上がっていないことが推測できます。本講演では、1000社のデータ分析やコンサルティングで分かった離職防止のポイントと原因分析の手法について、データサイエンティストが実例をもとにお伝えします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
本講演は、以下のような課題をお持ちの人材開発担当者の方や人事担当者の方、経営者の方に向けた内容となっています。
・離職者が多く、改善を求められている
・離職防止の施策に取り組んでいるが、いまいち効果が出ない
・退職/休職しそうな人を事前に検知したい
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
一般的に退職には一人当たり300万~450万円程度のコストが発生すると言われており、皆さまにとって重要な課題の一つだと考えられます。
市場にはエンゲージメントサーベイやコミュニケーション活性化ツールをはじめとして、さまざまな打ち手が存在しますが、実際に効果を実感されている企業は少ないのではないでしょうか。
実は、退職予測はHRデータ分析の中で最も難しく、「事実(データ)」に基づかないと間違えた判断をしてしまう可能性が高いテーマの一つです。
本講演では、企業の事例をもとに、データを用いた退職予防の課題と解決策についてご紹介いたします。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
当社は「人事データ分析」に特化したスタートアップです。データを活用して、社会全体のミスマッチをなくすことや活躍人材を増やすことをミッションに日々活動しています。
当日は、データに基づいた“事実”のみをお話しいたします。専門的で難しい内容もあるかと思いますが、少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです。
- 塚本 鋭氏(つかもと えい)
- 株式会社アッテル 代表取締役 CEO
- 東京大学・大学院において、機械学習(AI)の研究に従事。人工知能学会研究会優秀賞・東京大学工学系研究科長賞(総代)等を受賞。2013年に株式会社クラウドワークスに参画し、データ分析・産官学連携を主担当すると共に、B2B事業責任者、子会社副社長等を歴任。2018年に株式会社アッテルを設立。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
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