講演者インタビュー
失敗しない中堅・中小企業の人的資本経営
~自社で導入・運用する際の3つのポイント~
株式会社ヒューマンファースト 代表取締役/社外CHRO/ISO30414リードコンサルタント
山本 陽亮氏
企業価値向上につなげる人的資本経営が盛んに議論されるようになった一方で、「具体的に何から始めればいいかわからない」といったお悩みをよく耳にします。中でも、中堅・中小企業はどうやって実効性のある取り組みをすればいいのでしょうか? 本講演では、人的資本経営をシンプルに整理しながら、組織成長・経営戦略を実現できる組織づくりに必要なポイントに絞って、自社で導入・運用する際の3つのポイントをお伝えします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
「採用できない」「辞める」「育たない」 というお悩みをお持ちの経営者や人事責任者の方にぜひ聞いてもらいたいです。このような課題があるときに、「採用できないので、採用施策を強化」「辞めるから、エンゲージメントや定着施策に取り組む」 「育たないから研修」という様に、「部分最適」で組織づくりに取り組まれているケースは少なくありません。私の経験上、この様な「部分最適アプローチ」では、負の連鎖を断ち切れません。
そこで、キーワードになるのが「人的資本経営」です。人的資本経営について、トレンドではなく、本質を捉えて取り組むことで、「組織成長・経営戦略を実現できる組織づくり」への全体設計図と重要プロセスを整理し、「全体最適で意味のある取り組み」を行うことが可能になります。
事業競合や採用競合は「上場企業だけだろう」と思っているのでしたら、今がチャンスです。ぜひ、他社に先駆けて中堅・中小企業ならではのポイントを実践するヒントにしてもらいたいと思います。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
私は、2002年からコンサルティングファームの戦略人事部門に所属し、中堅・中小企業の組織づくりに携わってきました。また、経営的な全体最適だけでなく、社員個人から見ても良い組織を作るために、リクルートで採用から定着に関する経験も積んできました。
この経営視点と個人視点の掛け合わせこそが、今後の組織づくりのポイントになります。20年以上、主に中堅・中小企業の組織づくりに携わってきた経験から、「人的資本経営」はバズワード・トレンドの類ではなく、これからの経営・組織づくりの「本質」だと言えます。
トレンドではなく、「本質」としての「人的資本経営」を理解し、自社で実践できるステップ・ノウハウとしてご紹介できる点が、本講演の聞きどころ・注目すべきポイントになると思います。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
「人的資本経営」という言葉を聞くことが増えてきたと思います。しかし、「ウチには関係ない」と思っていませんか。
確かに、法律上の開示義務があるのは上場企業のみですが、「経営戦略を実行できる組織をつくりたい」「採用・定着を強化したい」「成果を出せる組織にしたい」とお考えの皆さまにとっては非常に役に立つ考え方であり、社内にも社外にもメリットがある内容です。
トレンドではなく、「本質」としての「人的資本経営」を自社で実践できるステップ・ノウハウとしてご紹介しますので、ぜひご期待ください。
- 山本 陽亮氏(やまもと ようすけ)
- 株式会社ヒューマンファースト 代表取締役/社外CHRO/ISO30414リードコンサルタント
- 2002年より戦略人事コンサルティングに関わる。その後、組織作りの入口である採用~定着の必要性を感じ、リクルートに転職。現在は、経営視点での1社目の経験と個人視点での2社目の経験を掛け合わせ、「採れない」「辞める」「成果が出ない」といった組織の3大課題の一貫解決・支援を行っている。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
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