講演者インタビュー
今、求められる健康経営の考え方 -「従業員が主役」という新たなカタチ-
サントリー食品インターナショナル株式会社 イノベーション開発部 課長(SUNTORY+プロジェクト責任者)
圖師 淑隆氏
健康施策を実施しても、健康意識の高い方しか反応しない、また実施しても継続しないという課題はありませんか。健康経営は本来、従業員の活力向上や生産性の向上等を目的に取り組まれますが、そうわかっていながらも管理が目的化してしまったり、結果「やらされ感」を招いてしまうという課題を多くお聞きします。本講演では、従業員が主役として自ら健康行動を起こしてもらうための仕組みや留意点を事例とともにお伝えします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
健康施策を実施しても、「始めてくれない」「続けてくれない」という悩みをお持ちの人事担当者の方や、多くの従業員の健康を少数のエキスパートで支えている産業看護職の方をはじめとして、従業員自らが主役となって健康に向かって意識を変え、行動に移して欲しいと考えている全ての健康経営のご担当者向けです。
健康経営をスタートしたばかりで何から始めればよいか分からない担当者の方から、既に様々な健康経営施策を実施している担当者の方まで、何かしらの気づきを持ち帰ってもらえる内容です。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
なぜサントリーが健康経営サービスを開発し、提供しているのか。「人間らしくやりたいナ」という人の本音に着目してきたサントリーならではの、脅威のアプリ継続率と、それを支える各種のサービス機能を余す事なくご説明します。また企業の事業所にある飲料自動販売機を健康促進スポットに変換する事で、健康経営を推進する企業のボトルネックとなっている費用面の課題も解決した、驚きのモデルも大公開します。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
超高齢化社会を迎える日本の企業人の1人として、企業における「健康」を考えた時、従業員ひとり一人が自分事化し、自らが変化していく必要がある事を切に感じる一方で、健康経営の主体が企業になってしまっているケースが散見されると感じています。人が変わる事、変える事はそもそも難しいという立場から、従業員が企業という環境の中でどう主体的に「健康」を獲得していくかについて、文化創造企業であるサントリーの視点から皆様にお伝えできればと思います。
- 圖師 淑隆氏(ずし としたか)
- サントリー食品インターナショナル株式会社 イノベーション開発部 課長(SUNTORY+プロジェクト責任者)
- 早稲田大学卒業後、サントリーフーズに入社。飲料営業から始まり、その後サントリー食品インターナショナルのグローバル新規事業開発及びNYの飲料スタートアップへの留職経験を経て、現在国内の新規事業開発に従事。2021年よりSUNTORY+プロジェクトの責任者を拝命し、健康経営促進の一翼を担う。
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