講演者インタビュー
1on1でメンバーの自律性を高めるために知っておきたい
NLP心理学を用いたコーチング方法
一般社団法人日本NLP能力開発協会 代表理事
二階堂 忠春氏
部下との関係性や育成に課題を感じるリーダーには、1on1を通じて行動変容を起こすための実践的なノウハウが有効です。なぜ、部下が「自律していない」「やる気がない」状態から、短時間で「自律している」「やる気がある」状態に変容するのか? NLP心理学を基にその行動変容のメカニズムを解き明かします。1on1面談やチームマネジメントに活用できる再現性の高いNLPコーチングの実践的なスキルをお伝えします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
本講演は、管理職のチームマネジメントに課題を感じている企業の皆さまに聞いてもらいたい内容です。
人材や働き方の多様性が進む中で、管理職が一方的に指示命令するやり方では、うまくいかない場合が増えています。「自律型人材」を育て、働きやすく生産性が高いチームをつくるには、管理職からのコミュニケーションが重要です。しかし、具体的にどのようにアプローチすれば良いのでしょうか。
多くの職場で、「管理職によってメンバーの育成方法が異なる」「メンバーの中には対応が難しい人がいる」「頼れるやり方や上手くいく方法論がない」といった課題がよく聞かれます。
現場では、多様性のあるメンバーのモチベーションを高め、自律を促すことが求められています。本講演では、管理職の属人的なスキルではなく、NLP心理学に基づく「管理職階層として身につけておきたい体系的なノウハウ」をお伝えします。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
本講演は「自律型人材を現場の管理職がどう育成するか」をNLP理論から考察し、多様性あるメンバーのマネジメントや活性化ある職場づくりのヒントにしてもらうことを目的としています。
当協会の講師陣は、約15年にわたり数多くの上場企業の管理職研修を担当してきました。近年はリモート環境も含め、「いかに部下のモチベーションを向上できるか」に悩む管理職が増えています。そのような中で、多くの方々が当協会の研修を通じて再現性の高いスキルを習得し、部下の行動変容を実現しました。本講演では、その具体的なエッセンスをお伝えいたします。
メンバーのやる気やパフォーマンスは、仕事の内容や状況によってバラつきが出るものです。では、具体的にどうすれば上手くいくのでしょうか。やる気やパフォーマンスは、出来事に対する「三つの目に見えない要素」によって左右されます。管理職がチームメンバーの自律性とモチベーションを高めるには、これらの要素に効果的に働きかけることが重要です。これらのノウハウは、1 on 1面談のときに効果的に使うことで、メンバー自律性を高め行動変容をもたらすことができます。また、多くのメンバーを抱える管理職にとっては、一度に多くのチームメンバーを変容させる効果的なプレゼンテーションで働きかけることも可能です。
NLP理論に基づく、これらの「管理職が身につけておきたい再現性の高い部下指導のノウハウ」にご着目ください。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
当社は長年、部下指導に悩む管理職の皆様に「経験や勘だけではない再現性あるアプローチ」を提供してきました。受講者の皆様からは「困ったときに頼れるスキル」「腹落ちした」「すぐに使える」といったコメントを数多くもらっています。
本講演を通じて、その具体的な理論やスキルについてご紹介します。NLPによる言語の解釈や認知プロセスにアプローチできれば、部下の自律性にスイッチを入れ、行動変容をもたらすことができます。講演ではその理論と実践について、分かりやすくお伝えいたします。ぜひ自社の管理職の皆様がこれらの有効なスキルを活用し、自律型人材を育成されることをイメージしながら参加してらえますと幸いです。
- 二階堂 忠春氏(にかいどう ただはる)
- 一般社団法人日本NLP能力開発協会 代表理事
- 仙台市生まれ。東北大学法学部卒業、南カリフォルニア大学MBA。東北電力、PwCコンサルティングを経て現職。2009年米誌「ニューヨーク・タイムズ」にコミュニケーションの専門家として紹介される。NLP心理学に基づく、コーチング・交渉・プレゼン等のスキルをテーマに研修を実施。大手企業の階層別研修に従事。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
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