講演者インタビュー
チームのバラバラ感を解消する具体的技術とは? 本音の話し合いと合意形成のためのファシリテーションを学ぶ
株式会社HR and 代表取締役/フリーランス人事
神吉 徹二氏
組織やチームのバラバラ感を一体感に変え、本音の話し合いを促進する「組織開発」の取組みが広がってきています。日常的な課題を本音でやりとりできる組織やチーム状態に進化するためには、経営/現場リーダー/人事等がファシリテーションを「技術」として身に着ける必要があります。本講演では、大企業からベンチャーまで組織開発を日々行う中で体系化した、実践的ファシリテーションの全体像および具体的技術をお伝えします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
組織開発をこれから推進していきたい方や、既に推進している中で、実践的なファシリテーション技術を学んでみたい、社内に広げていきたいと考えている方が対象です。
日常的な業績達成を目的とする事業運営や組織運営の場と、自身の本音を話せるような対話的な場は切り離されて運営されることが多く、対話に参加した人たちが、組織の日常場面でうまく活かせていない現状があります。
当社では、日常的なチーム運営での話し合い場面と、MVVやパーパスを取り扱う改まった話し合いの場面の双方に共通する、集団で本音を出し合うための原則論を、実践的な「技術」として体系化してきました。本講演では、その内容をお伝えします。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
当社はこの3~4年、数万人規模の大企業から数百人のベンチャー・中堅企業まで、さまざまな企業のワークショップや会議において、ファシリテーションを実践してきました。そこから得られた、実践的な学びをご紹介します。
一般的にどのようなワークショップや会議でも、1回の限られた時間の中で、不安定な状態から始まり、活性化し、安定的な状態で終了する、というプロセスがあります。各プロセスを進めていくために具体的にどのような技術が有効なのかをご説明することで、具体的な方法論を持ち帰っていただける講演にしたいと考えています。
また、実はファシリテーションは、現代の複雑な環境に適応していくための組織論とも非常に通ずる部分がありますので、そういった俯瞰した視点からの学びもご提供できればと思います。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
ファシリテーションは、チームビルディングのための技術としても、また、チームで腹落ちして一つの目標や課題に取り組むための技術としても、そして大きな未来を描くための技術としても、非常に有効です。
ぜひ、この素晴らしい技術を、人事の皆さまにもっと知ってもらいたいですし、一緒に広めていきたいです。
- 神吉 徹二氏(かみよし てつじ)
- 株式会社HR and 代表取締役/フリーランス人事
- デロイトトーマツコンサルティングで、大手企業を中心に組織変革シーンにおける人事制度構築を多数実施。その後株式会社リクルートホールディングスで約10社の制度変更のリード、HRBP、分社後の制度運用部門のマネジメント等を経て、RPAホールディングスで人事部長としてマザーズ上場、一部上場後、独立。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
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