［主催］日本の人事部「ＨＲカンファレンス」運営委員会［後援］厚生労働省
講演者インタビュー
企業のグローバル化を促進させる
次世代リーダーに必要不可欠な「マルチカルチャー・リーダーシップ」とは
株式会社プロゴス 代表取締役社長
坪内 俊一氏
企業の成長をリードする次世代リーダーの多くは、国内外問わず文化的背景が異なる人と仕事をしながら、成果の創出を求められる状況に直面します。グローバルにパフォーマンスを発揮できるリーダー像とはどのようなものでしょうか？ 本講演では、東京外国語大学の岡田先生をお招きしてグローバルに通用するリーダーのスキルである「マルチカルチャー・リーダーシップ」を説明しながら次世代リーダーの育成方法をご紹介します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか？
グローバル市場における成長を、どうやって、誰がリードしていくのか？これが、企業経営における中心的な問いになっているのではないでしょうか。そのような中で、次世代のリーダーが色々な階層で必要になっていると言えます。
このような人材を定義し、育成する、もしくは自身がなっていく――そのために、下記のような課題意識を持っている方に向けた講演となります。
(1)次世代の経営を担うリーダーの育成に向け、次世代のリーダーがどのようなスキルを持つべきか、また、どのような育成をしていくべきかを検討している方
(2)グローバルでの成長に向け、部長、課長といった中間管理職もグローバルで活躍できる素地を作っておく必要があり、どのように育成していくべきか検討している方
(3)国内外で、組織内での多文化や多様性を活かしたチームビルディングやプロジェクト推進ができる人材が持つべき素養や要件を知りたい方
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
コロナ禍でストップしていたグローバルでの成長に向けた取り組みを、各企業が先を争うように再開しています。
また、これからのグローバルでの成長へと改めてシフトしていくにあたり、「次世代のリーダーをどう育成していくべきか」「C suite､事業部長というリーダー層から、部課長の中間管理職まで含めて、育成のパイプラインをどう充実させていくのか」が、企業の中期的な成長に欠かせない視点となっています。
人的資本経営の必要性が叫ばれて久しいですが、今や、成長のメインドライバーが国内だけにとどまっているという企業は少数派ではないでしょうか。「グローバルを目指す事業戦略の実行に、真に必要な人的資本を充実させていく」という文脈において、グローバルビジネスをリードできる次世代リーダーが必要不可欠なことは言うまでもありません。
国内でも人手不足から外国人材をリモート含めて登用することが当たり前になる昨今、「グローバル」と冠するか否かにかかわらず、すべてのリーダーには、文化的多様性に富む組織をまとめ、成果を創出するスキルが求められます。
この変化に伴い、多くの育成担当者が不足していると感じているのが、マルチカルチャー・リーダーシップです。本講演では、東京外国語大学の岡田先生をお招きし、新しい切り口から、グローバルに通用するリーダーのスキルとして、掘り下げていきたいと思います。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
日本企業のグローバル市場におけるプレゼンス低下や、リーダーシップの欠如からくる停滞がさまざまな場面で論じられています。私は、自分自身がグローバルな環境で働いた経験から、日本企業は、グローバルビジネスを率いるリーダーがどのような人物なのかを明確にし、もっと早くから育成することが必要だと痛感しました。
私たちは、グローバルに成果を出せる人と組織を創出することをミッションとしています。今回は、「次世代のリーダーとはどうあるべきか」「どのように育成していくのか？」を、実例と共にご紹介いたします。自社の未来を担う人材の育成に向き合う皆様にとって、ご検討の一助となりましたら幸いです。
- 坪内 俊一氏（つぼうち しゅんいち）
- 株式会社プロゴス 代表取締役社長
- 東京大学工学系研究科修士、London Business School（MBA）。 2007年よりBCGにて国内外の企業に対する経営戦略立案・組織人事戦略立案を多く手掛ける。レアジョブ執行役員を経て2023年より現職。クロスボーダーM&AのPMIや、グローバル横断の組織変革支援などの実務経験が豊富。
「日本の人事部」「ＨＲカンファレンス」「ＨＲアワード」は、すべて株式会社ＨＲビジョンの登録商標です。
当社はプライバシーマーク取得事業者です。類似のサービスやイベントとの混同にご注意ください。
