講演者インタビュー
なぜ企業研修は変われないのか?
いま押さえるべきプレイングスタイル重視の育成アップデートとは
株式会社ファーストキャリア ナレッジ開発本部 シニア・マネージャー
石原 陽平氏
従来の企業教育は、企業が設定した求める人物を「創ること、近づけること」がその目的でした。しかし、働き方やキャリア観が多様化している昨今、画一的な人材を育成していくのではなく、個人の能力や志向に沿った人材開発への転換が求められています。本講演では、これまでの企業研修の問題点を踏まえて、従業員一人ひとりのスタイルに着目したこれからの教育設計で持つべき観点、具体的な手法をお伝えします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
組織の人材育成施策を企画する中で、従来の方法や前年踏襲的教育に疑問を感じている方には是非聞いていただきたい内容です。ここ数年で急激に変容したのは、従業員の働き方やキャリアに対する価値観だけではありません。企業に対する向き合い方、企業と個人の関係性が変化しているのです。そのような変化がありながら、人材教育手法や企業研修は十分に適応してきたとはいえないでしょう。外的な変化を見つめながら、自社の育成をどう変化させていくべきかを検討している方にはお役に立てる内容となっているはずです。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
私たちは仕事において、それぞれのやり方や工夫を講じて成果を上げてきました。成果創出の背景には十人十色のプレイングスタイルがあり、個人の強み(能力、経験)や特性(価値観、考え方)の組み合わせであると言えます。このプレイングスタイルはいわゆる「その人らしさ」を含み、それを開発していくことは従来のコンピテンシー開発型の人材教育とは一線を画します。
本セミナーではプレイングスタイルについて解説すると共に、プレイングスタイル開発を行うフローとしての4つのステップ「把握する」、「デザインする」、「浸透する」、「持続する」をお伝えします。また施策を実施する上での重要項目、立ち現れる障壁も併せて解説するため、自社の人材教育を再考する上でのヒントとなるはずです。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
自社の育成をアップデートしたい皆さまのご参加をお待ちしています!
- 石原 陽平氏(いしはら ようへい)
- 株式会社ファーストキャリア ナレッジ開発本部 シニア・マネージャー
- 株式会社パソナにて自治体の医療介護人材育成プログラム等に従事。2014年には株式会社ファーストキャリアへ参画。営業・営業マネージャーを歴任後、ナレッジ開発本部のマネージャーとしてコンテンツやプログラム開発に従事する。「若手の成長を通じて、生きがいに溢れた未来を創る」ことを志とする。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
当社はプライバシーマーク取得事業者です。類似のサービスやイベントとの混同にご注意ください。