講演者インタビュー
〜「この会社“で”働きたい」を創る〜
内定承諾率20%UPさせる感情リクルーティングとは
株式会社アローリンク HRイノベーション事業本部 カスタマーサクセス部 部長
蘓 伸太郎氏
新卒採用において、学生の内定後の保留や他社検討が増え、明確な意思表示を得ることが難しい状況になっています。選ばれる企業になるためには、学生の感情を動かし入社を促すことが大切です。携帯販売代理店である弊社は、独自のノウハウ“感情リクルーティング”を活用し、内定承諾率45%から70%にまで改善しました。他社でもインターン参加者増や移行率15%向上などの成果に繋がっているその手法についてお伝えいたします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
新卒採用における学生の母集団形成、選考への移行率、内定承諾率を改善させたい企業におすすめの講演です。
当社は携帯販売代理店で働くスタッフを集めるために、新卒採用の活動をしています。以前は採用目標70人に対して150人の内定を出し、承諾率は45%ほどでした。なかなか内定承諾に至らず、採用期間も採用工数も今の倍以上でした。
7年前より自社開発した“感情リクルーティング©︎”の手法で採用活動を実施。すると、承諾率が70%超、1年以内の離職率も40%から15%以下にまで改善できました。
感情リクルーティングを導入した企業では、規模や採用課題に応じて成果の内容は異なりますが、次のような成果が出ています。
・採用目標150%達成
・選考への移行率15pt UP
・インターンシップ参加人数200名増
今回の講演では“感情リクルーティング”とは何かを解説したうえで、実際の活用事例について詳しくお伝えします。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
中小企業・不人気業界・知名度のない会社、いわゆる採用の立場的に弱者とされる企業には特に、おすすめの内容です。
当社は中小企業・不人気業界で、会社名も学生の目には触れることのない業態です。どうやって学生に知ってもらうのか、どうやって興味付けを行い、魅力に感じてもらうのか、またどう意思決定まで持っていくのか……自社の経験則もふまえて、具体的なフローや手段を解説します。
次年度以降の採用計画はもちろん、今期実施中の採用活動に少しでも役立てられるよう、今からできることもピックアップしてお伝えいたします。
会社を決めた理由を学生に聞くと「人を見て会社を選んだ」と回答することがほとんどです。働いている人のスペックや能力、スキルを見て決めたわけではありません。そこで働いている人たちの気持ちや思い、感情に触れて、その人たちの心に惹かれて入社の決意をしています。
会社の事業の本質は、学生の立場では理解できない場合もあります。だからこそそこで働いている人たちの想いや気持ち、感情を可視化する必要があります。それを感情リクルーティングとしてどのように実行しているのか事例を用いて解説します。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
近年、採用に関する各社の状況や課題感なども個別化し、本質的な課題を見つけることが難しくなっています。学生の価値観も変化し、学生が求める情報と会社から提供している情報とに差が生じているのが現状です。
学生側にとって、就職活動は自分の人生の一大イベント、企業側にとっては自社の未来が決まる大切な活動です。
活動を効率化し、他社比較や数字データをもとに動くことももちろん大切です。しかし、相手が機械やロボットではなく、人であるからこそ「感情」を大切にしたいと考えています。
学生に自ら「この会社で働きたい」と言ってもらえる採用活動を、この感情リクルーティングを通して実現していってください。
- 蘓 伸太郎氏(いける しんたろう)
- 株式会社アローリンク HRイノベーション事業本部 カスタマーサクセス部 部長
- 2016年入社。不人気と言われる業界で採用に4期携わり、内定辞退率を40%→7%にまで改善。独自のノウハウ“感情リクルーティング”を活用し、他社の採用を戦略設計、育成・ノウハウコンテンツ提供等コンサルティングに従事。大手企業からベンチャー企業まで数多くの新卒採用を成功に導く。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
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