講演者インタビュー
460名の就活実態調査から読み解く採用トレンド
就活動向から考えるエンジニア学生が内定承諾する決め手
株式会社ギブリー 執行役員 兼 HRTech部門採用ソリューション事業部長
山根 淳平氏
2030年に最大79万人のIT人材が不足すると推計されています。 近年のDX推進の潮流では、優秀なエンジニアを中途だけでなく、 新卒採用にて獲得することも、企業の採用戦略において重要なテーマです。 本講演では、24卒学生への調査結果を基に、学生が内定承諾の際に重要な決め手だと考える要素を踏まえて 25卒・26卒のデジタル人材の採用戦略に活かせる配属までを考えた採用プロセスの構築方法をお伝えします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
次のような課題を抱える企業の方にオススメの内容です。
・新卒エンジニア採用に成功するために、どのようなポイントを押さえればいいのか知りたい
・専門性の高い人材を採用する職種別採用や給与提示の改訂に踏み出せない
・新卒エンジニア採用を立ち上げたが、なかなか内定承諾までつながらない
・情報系学生の採用において、戦略から見直しの必要を感じている
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
経済産業省が2016年に発表した「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」では、2030年に最大79万人のIT人材が不足すると推計されています。国内IT人材の需給ギャップの拡大や、近年のDX推進の潮流を鑑みると、優秀なエンジニアを中途採用のみならず、新卒採用で人材を獲得することも、企業の採用戦略において重要なテーマです。
今回、企業のIT人材採用での認知〜母集団形成〜選考時の見極めまでを支援するTrackチームでは、2024年卒のエンジニア職を志望する学生464名に対して、就職活動に関するアンケート調査を実施しました。職種別採用や個別のオファー額の提示といった先進的な取り組みが、エンジニア志望学生の内定承諾にどのような影響を及ぼすのかを明らかにしました。本講演では、次のようなデータを紹介します。
・エンジニア志望学生が、インターンシップや本選考に動く時期
・職種別採用や配属先確約の選考が、就活生に及ぼす影響
・エンジニア志望学生へのオファー額の実態
・選考中のコーディング試験での印象的なエピソード
・スキル別で異なる、内定承諾の最も重要な決め手
この調査結果データを元に、25卒、26卒のDX・デジタル人材の採用戦略に活かせる見解を、お話しします。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
昨今の新卒学生の中には、研究分野や開発の経験を積み、先端技術を活用できる、即戦力のエンジニア人材が育っています。“新卒だから”という理由で、一律で横並びの給与でオファーを出し、初歩的な研修を用意するだけでは採用が難しくなってきています。
戦力となるエンジニア人材の採用においては、新卒でも中途同様に“スキル”や“専門性”を評価する採用プロセスの構築や、柔軟な給与待遇・オファー提示が、今後さらに重要性を増していきます。今回の講演では、そんなリアルな実態を共有し、皆さまと今後の新卒エンジニア採用を考える場にしたいと思っています。ぜひご視聴ください。
- 山根 淳平氏(やまね じゅんぺい)
- 株式会社ギブリー 執行役員 兼 HRTech部門採用ソリューション事業部長
- 2013年に株式会社ギブリー入社後、ハッカソンやプログラミングコンテストなどエンジニアのコミュニティ運営を行う傍ら、IT・通信・メーカー企業等にエンジニア採用・育成・評価制度設計の支援を行う。2016年執行役員就任以降はコーディングテストツール 「Track」の事業責任者を務める。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
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