講演者インタビュー
社労士が解説!
従業員のリスキリングやデジタル人材育成のための助成金と活用手法
TAC株式会社 IT講座企画部 部長
小野 直也氏
企業が従業員のスキルアップに活用できる助成金ですが、活用できる条件や支給額などは異なります。本講演では、助成金業務に精通した社労士を講師に招き、厚労省の「人材開発支援助成金」から、社内DXを推進する人材育成に活用可能な「人への投資促進コース(デジタル人材・高度人材の育成)」「事業展開等リスキリング支援コース」の概要や、申請に失敗しないための実務ポイント、対象となる教育などを解説いたします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
自社のDX推進を担う人材育成を検討している人事・経営者の方に聞いていただきたい内容です。
「自社のDX教育に関する予算が十分ではない」
「DX教育に国の助成金の活用を検討しているが、申請や導入のハードルが高いと感じる」
「社員のITリテラシーを向上したい」
「社員の教育に取り入れられるITスキルはどのようなものがあるのか?」
上記のような、DX人材育成のための教育予算や施策に関する課題を持っている企業の方におすすめです。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
企業がビジネス環境の激しい変化に対応し競争力を高めるために、DX人材の育成は喫緊の課題です。しかし、人事担当者の4割が自社のDX教育に関する予算について、「不十分である」と考えている調査結果もあります。そこで、DX教育を推進するためにぜひ活用していただきたいのが国の助成金ですが、人事担当者の8割が「DX教育に助成金を活用することにハードルを感じている」というデータもあります。
このような問題を解決するために、「申請者の立場に立った助成金制度のわかりづらい点・面倒な点の解決ポイント」や「助成金の申請に失敗しないための実務ポイント」「助成金のおすすめの活用方法」「人気の教育方法」などをわかりやすく解説します。
本講演に登壇する講師は、社会保険労務士として助成金の申請実務や、助成金を解説するセミナーへの登壇実績が多数あります。また、厚生労働事務官としてハローワークに勤務した経験もあり、その豊富な知見から、実際の実例を用いて具体的な手法を紹介いたします。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
人的リソースへの投資の重要性はますます高まりますが、企業の資金は無尽蔵ではありません。本講演は、助成金を活用する際のポイントを理解し、実践していただくことをゴールとしています。助成金を人材育成に有効活用できるきっかけになればと思います。
さらに、リスキリングの施策を充実させ、従業員に成長機会を提供することは、エンゲージメントの向上にも寄与します。人材教育を通じて、企業様の事業の成長と従業員エンゲージメント向上のお手伝いができれば幸いです。
- 小野 直也氏(おの なおや)
- TAC株式会社 IT講座企画部 部長
- IT関連トレーニングの企画・製作・研修講師として10年間活動後、「ITスキルは人々を幸せにする」という想いからより多くの方々のスキルアップをサポートしたいと志し、TAC株式会社に入社。CompTIA認定資格トレーニングを担当する部署に着任。法人様のICT人材育成に、企画・製作・運営面から携わる。
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