講演者インタビュー
500名のAI・データ分析職を志望する学生への面談/調査データに基づく
AI系人材採用の勝ち筋と有効性
スキルアップAI株式会社 取締役CEO
伊澤 智也氏
売り手市場で採用難易度が高いAI開発・データ分析人材。実務経験優先のため、中途採用に注力する企業が多く、新卒は未開拓であることが多いです。実際は、新卒でも経験値こそ劣るが実務経験者と同程度の知識を持つ人材もいます。本講演では、AI人材の育成と採用を支援する弊社が学生一人ひとりの面談記録を組み合わせた独自の就活調査を解説しながら、新卒AI人材の採用成功のポイントや学生の採用動向をご紹介します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
AI開発やデータ分析関連職種の採用を中途のみで進めていらっしゃる企業からは、「思うように応募がこない」「せっかく採用できたがミスマッチを起こしてしまった」「内定を出せたとしても競合に負けてしまう」といった悩みを多くお聞きします。
一方で新卒まで対象を広げようとしたときに、「新卒がどれぐらいのスキルを持つのかわからない」「学生にどんな観点で魅力を伝えればいいのかわからない」「どれぐらいの給与を設定すればいいのかわからない」などの課題から、採用に踏み出せないといった声もよくいただきます。
本講演では、上記のようなAI開発・データ分析職を新卒で採用するにあたっての懸念・疑問点を払拭し、実行するイメージを持っていただくために、学生の実態を解説します。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
本講演の見どころは以下の2点です。
【1】人材育成の知見から新卒AI開発・データ分析人材の早期活躍の可能性を提示
AI開発・データ分析領域の人材育成支援も行うスキルアップAIでは、企業の実際のデータも使いながら現場のAI開発・データ分析業務に合わせて講座の内容をカスタマイズしており、従業員が仕事をする上で必要なスキルレベルに知見があります。
新卒が活躍するためのスキルレベルに対しても理解があるため、実際の学生のレベルを示しつつ、入社後に活躍する可能性をお話しします。
【2】年間500名を超えるAI開発・データ分析系学生との面談や調査データに基づく知見
スキルアップAIでは、AI・データ分析職を志望する学生(年間約500名)に対して、学習・就職支援を行うプログラムを提供しています。
プログラムの一環として学生から取得した「AI/データ分析職を志望する学生向け就職活動実態調査」のアンケートデータと、8ヵ月間のプログラムを通じて関わった学生一人ひとりの面談記録を組み合わせて、学生目線のキャリアのトレンドやどのような観点からアトラクトを行うことが有効なのかを解説しています。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
経済産業省の「AI人材需給に関する報告書」によると、AI人材の需給ギャップは2030年には12万人までに上るといわれており、今後さらなる採用難が見込まれます。
スキルアップAIは、各社様の先端技術領域における組織開発の支援をミッションとしています。本講演に参加してくださった皆さまが新卒を採用することに可能性を感じ、採用の選択肢を増やすことで組織が成長することを期待しています。本講演が採用課題の解決やビジネスの成功に貢献することができれば幸いです。
- 伊澤 智也氏(いざわ ともや)
- スキルアップAI株式会社 取締役CEO
- 新卒でFintechスタートアップに入社し事業企画、マーケティングを経験したのち株式会社リクルートに入社。アドテクノロジー開発のプロダクトマネージャー・プロデューサーやマーケティング領域におけるR&D開発のディレクションを担当。2018年にスキルアップAIを共同創業し、取締役に就任。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
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