講演者インタビュー
企業のリスキリング施策をアップデート! 個の学びを最適化する「LXデザイン」の必要性
株式会社シー・ティー・エス 執行役員COO 兼フォーセンス・パートナーズ株式会社 マネージャー
大久保 貴史氏
2022年からリスキリングに関して様々な取り組みがスタートしたものの、目覚ましい成果をあげている企業はほとんど聞かれません。その大きな要因の一つに「デザイン力(ユーザー視点で課題を発見し、創造的な解決策を探り、枠組みを作る能力) の欠如」があると考えています。これを解決するためには、個人にあわせた学習体験を設計する「LXデザイン」が重要です。本講演では、「LXデザイン」を事例とともにご紹介します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
リスキリングの制度設計で悩まれている人材育成担当の方に、ぜひ聞いていただきたい講演です。
政府によるリスキリングへの後押しだけでなく、ジョブ型雇用の導入やキャリアの複線化、自律型人材の育成、人材の多様化など、時代の要請を受け、人材育成についても個に対する最適化を志向する企業が増えています。
ただし「うまくいっている」とする企業は、ほぼ皆無。要因は会社側・社員側にそれぞれ存在しますが、当社では、両者ともに「デザイン力」が足りていないと問題提起をしています。
「デザイン力」とは、個人が抱える課題から必要スキルの習得に向けて、個別最適化された学習プランを設計する力と考えていますが、その有力な解決策の一つとなるのが「LXデザイン」です。当社では「LXデザイン」を採用した支援策を行っており、現在の最適解として考え方や課題、失敗談などを含めてご紹介します。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
アカデミックな理論や、コンサル的な思考ではなく、現場で泥臭く生み出された解決策や失敗談などを含めてお話しできればと思います。
おそらく人材育成担当の方がリスキリング導入後、つまずいたポイントとして一番多いであろう、デザイン設計後の運用についても触れていきます。個人の状態に合わせて、常に最適化していくためには、細かく設計変更を行っていく必要があり、そのための運用方法なども解説します。
また、「LXデザイン」を追求してきた中で見えてきた、新たな課題、今後の人材育成領域の展望についても言及していきます。今後のテクノロジーの進展に合わせて生まれてくるであろう仕組みや、プラットフォームなどに関する未来予想図についてもお話しできればと思います。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
当社は、コロナにより苦境に立たされ、ビジネスモデルの大変革を経てLXデザインにたどり着きました。時代に取り残されていたという教訓を踏まえ、常に時代の2歩先から考える思考で取り組んでいます。
本講演では、我々の考える現時点のベストを世にぶつけたいと思います。新しい情報の収集を目的に、ご参加いただけると幸いです。
- 大久保 貴史氏(おおくぼ たかし)
- 株式会社シー・ティー・エス 執行役員COO 兼フォーセンス・パートナーズ株式会社 マネージャー
- 旧HMV Japan㈱でEC事業統括や経営企画等を経験後、コンサルティングファームにてM&Aにおけるハンズオン型PMIに従事。㈱シー・ティー・エスでは2021年1月より現職。コロナ禍における研修会社のビジネスモデルを変革し、研修業界にLXデザインモデルを持ち込んでいる。
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