講演者インタビュー
心理的安全性を概念から施策に変える“共通言語”のつくり方
個人の強み開発×チーム文化醸成のポイント
スパークルチーム合同会社 代表
楠 麻衣香氏
心理的安全性とは、自律したメンバーとトライ&エラーが出来る文化を作ることです。一方、多くのマネジャーはそれらを実現するための“言葉”を有しておらず、概念のまま止まっています。本講演では、「クリフトンストレングス🄬」を活用した、職場の「共通言語」のつくり方をお伝えします。その上で、お互いの強みを活かしつつ、心理的安全性のある文化醸成をどのように積み上げていくのか、ポイントを押さえて紹介します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
本講演は、以下のような方向けの内容です。
・心理的安全性の必要性は浸透しているものの、現場のマネジメントやチームづくりに苦労しているという事業部長・マネジャーの方
・組織開発やHRBPとして現場の組織作りを支援されている人事・人材開発ご担当の方
・心理的安全性を高めるための施策としてストレングスファインダー(クリフトンストレングス)を導入したが、具体的にどのように活かしてよいかわからない方
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
心理的安全性は、本来なぜ必要なのでしょうか。それは急速な環境変化と多様な価値観のメンバーを抱えた企業が、イノベーション創出を求められているからです。その本来の目的が置き去りにされたまま、バズワードで終わってしまってはとても残念です。
イノベーションを生み出す組織づくりには、心理的安全性の醸成とともに、期待役割にコミットできるメンバーの育成の両輪が必要です。さらに、心理的安全性とは「文化・風土をつくること=最低3年以上かかる」ことも念頭に置いて施策を進めていかなければいけません。
文化をつくることは日々の言動の積み重ねであり、実は多くの職場では、そのための“言葉”を持ち合わせていないというのが現状なのです。
解決策は、「みんなが思わず使いたくなるような、使うとワクワクして背中を押され、もっとチャレンジしたり職場のメンバーに関わったりしたくなるような共通言語」を持つことです。
私たちは、その共通言語として、ストレングスファインダー(クリフトンストレングス)の活用を強く推奨しています。個人の強みを特定し、お互いの強みやスイッチがわかり、強みの貸し借りを実現するツールです。そして、うまくいかないときにはその原因を自ら分析して次の一歩につなげることができるツールでもあります。
本講演では、心理的安全性の概要に触れながら、文化醸成のための共通言語を使うイメージをご紹介します。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
ご興味ある方はストレングスファインダーを受験されてからご参加いただくと、よりイメージが伝わると思います。
ウェビナー形式ではありますが、ぜひ感想や質問など投げていただき、インタラクティブに進められたらうれしいです。
- 楠 麻衣香氏(くすのき まいか)
- スパークルチーム合同会社 代表
- Gallup認定ストレングスコーチ/心理的安全性マネジメント講座認定ファシリテーター。人材組織開発コンサルにて、営業・マーケティング・新卒採用・若手キャリアを対象とした人材開発事業の立ち上げを経て2019年独立。2020年よりストレングスファインダーを活用し、企業の人・組織の支援を展開している。
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