［主催］日本の人事部「ＨＲカンファレンス」運営委員会［後援］厚生労働省

――　今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか？

組織開発や研修を成功させたい方におすすめの講演です。

「組織開発や部下育成のために、多くの研修を企画し実施しているがなぜか響かない」
「自分自身にとても重要な内容なのに、なぜ、『やらされ感』満載で、自分のための学びと感じてもらえない」
「受講直後には、なるほど、よかったなど感想をくれるのだが、実践せずに忘れてしまう」

これらは、私が人材開発のお手伝いをさせていただくときに、人事部門の方から、必ずお聞きする嘆きとも言えるお話や気持ちです。

そもそも、いくら良い研修を企画しても最初から受講者の気持ちが整っていなければ、受講者には全く響かないのです。

今回は、繰り返し行われる成果の出ない研修や組織開発の根本原因を解き明かし、研修を成功させるために必要な研修受講者の興味や受講に対する気持ちの整理手順、また、人事部門として、受講者と目線をあわせ、やらされ感なく研修・組織会樽を成功に導く手法を解説します。

――　今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。

なぜ、研修・組織開発は難しいのでしょう？

当然のことですが、研修や組織開発は、人事部門が企画・実施します。この時、さまざまな現場ニーズや弱点と感じることを、人事部門の目線として「受講者のため」と思って企画していると思います。

しかし、現場は、ただでさえ忙しい中研修の時間が無駄であると感じていることが多いのです。

背景には、「研修をやっても効果が出ない」「研修の時間が無駄であった」という経験があります。このことから、受講者は無意識的に研修に対してネガティブな気持ちを持っていますが、研修は強制的で断ることができないので、納得感がないまま受講します。これが、研修が成功しない最大の要因です。

研修・組織開発は全体の設計が重要です。

「自部門、自チームの理想はどこか？」
「そのためにどのような施策が必要か？」

理想の姿を実現するためには、学びが必要で、これらを解決してくれるのが、研修・組織開発であるというストーリーが最重要でなのです。

今回はSDGｓ実現のための個々人の内的変化が必要であるというIDGsという概念も解説いたします。

私は、３万人以上の組織リーダーの指導を、研修だけではなく、個別のコーチングを通じ行ってまいりました。現場で何が起こっているか知っていることも強みです。

成功する手法をぜひ皆様にも知っていただき、皆様の会社のリーダー、部下、会社全体が幸福になればと思います。

――　講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

今回の講演は私の14年間の現場での体験と学び、心理学研究の集大成です。

自分の価値観に気づき、他人の価値観を認めることが人間関係で最重要であること、人は現状を維持しようとする生き物であることなど、心理学で論じられる人間の本質をベースにしながら情報を伝えていきます。

当社のCAF、ナラティヴマネジメント、ストレングス研修、ガウディミーティング全てにも共通する概念です。

1時間ではとても語りきれませんので、講演内でご案内するフォローセミナーにもぜひご参加ください。多角的に解決策を提案いたします。

世界が変革している今こそ企業の変革の大チャンスです。ぜひ組織改革を成功させ、一人ひとりが誇りを持って仕事を邁進できること。これが私の本望です。

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