講演者インタビュー
日立のグリーン事業をけん引するグローバル人財の育成施策
~グローバルリーダーをめざして~
株式会社日立アカデミー ビジネスパートナリング本部 グリーンエナジー&モビリティBP部長
狩野 智之氏
日立製作所のエネルギー部門では、この数年で社内のグローバル化が急速に進み、組織文化も変えていこうとしている状況です。本講演では、環境変化に対応できる人財育成のための、コンセプトづくりから各研修での工夫点まで紹介します。今回の内容が、育成施策づくりや個々の研修づくりの参考になれば幸いです。(協賛/株式会社EdulinX)
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
企業における日本国内の人財(主に選抜者)のグローバル化に課題をお持ちの方、必ずしも海外進出や海外パートナーとの協業を行う人財の育成とは限らず、グローバルに通用するビジネスパーソンを育成したいと考えている方向けの内容です。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
「グローバル人財」といっても英語力や英語でのコミュニケーションに長けているだけの人財では、グローバルにビジネスをリードすることはできません。日立アカデミーでは、本社人財統括本部と連携してグループグローバルに共通の経営研修を展開したり、グループ共通でニーズのある多種多様な研修を主催したりしています。加えて、個々の事業ラインにおける課題や人財育成施策に沿った研修の提供も注力しています(各事業のコンテクストに沿った育成体系づくり、グループ共通研修の活用提案、独自研修づくりなど)。
本講演では、グリーン事業をけん引するグローバル人財育成施策について、そのコンセプトから個々の研修において工夫した点までお話しします。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
今回お話しする内容は、事業ラインの幹部やHR部門の皆さまと繰り返し議論しながら導いた、オリジナルの施策です。個別の研修だけでなく、その仕組みや考え方が、聴講される皆さまのお役に立てば幸いです。
会社にとってR&Dが製品・サービス開発を通した未来づくりであるように、T&D(Talent & Development)は人財開発を通した未来づくりです。事業のコンテクストで個々の施策は異なっても、施策を導くまでのマインドセットや手段は共通項があると思いますので、本講演がT&Dで未来づくりをしている参加者の皆さまとの協創のきっかけになれば幸いです。
- 狩野 智之氏(かりの ともゆき)
- 株式会社日立アカデミー ビジネスパートナリング本部 グリーンエナジー&モビリティBP部長
- 日立製作所の技術者を経て、2004年から日立グループのコーポレートユニバーシティ(現. 日立アカデミー)にて研修開発、事業企画、グローバル施策(経営研修世界展開、世界標準システム導入)等の特命業務、事業・機能部門個別の人財育成支援に携わる。現在、グリーンエナジー&モビリティセクタの人財育成を推進中。
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