講演者インタビュー
上司ガチャ・配属ガチャ離職はなぜ起こるのか
Z世代が自分らしく働く「やりたいこと」探しの3つのステップ
リ・カレント株式会社 若手人材開発事業部 リーダー
鷲尾 大樹氏
Z世代の社員は「やりたいことは曖昧だが、やりたくないことが明確」という傾向が強いです。これが「上司ガチャ・配属ガチャ離職」と呼ばれる希望しない配置・配属への逃避に繋がり、離職の要因となっています。本講演では、自己理解を通じたやりたいこと探しを支援する株式会社ジコリカイ片田氏と一緒に、Z世代社員が持つ思考傾向・時代背景をもとに、彼らの離職を防ぎ自分らしく働いてもらうための3ステップを紹介します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
「新入社員に仕事の様子を聞くと『自分なんかまだまだ』『先輩に助けてもらってばかり』とネガティブな言葉が並ぶ」
「『キャリアの先行きが見えない』『やりがいが見つからない』と不安が見える」
など、新入社員・若手社員のメンタルダウンに関する懸念をお持ちの、育成担当者の皆さまの役に立つ内容です。
Z世代の特徴を知り、彼らがいきいきと働く職場を作りたいとお考えの方に、ぜひご参加いただきたいと思っています。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
今回の講演では、研修支援の中で見えてきたZ世代社員が持つ思考傾向と、その背景について解説します。
特に注目いただきたいのは、「内省力の欠如」という観点です。察する力・応用力などとも言い換えられるもので、学びや体験を振り返って抽象化して理解する力が、例年より低い状況があるとリ・カレントでは考えています。
自身を振り返る力が低いために、「一人前」「キャリアプラン」を過度に理想視し、かつ、自身のことを過少評価して落ち込みやすい状態にあるのです。こうした観点から、彼ら新人・若手社員が働くことに対してどのように感じ、何を考えているのか。当社の独自調査をもとにひも解いていきます。
また、彼らがやりたいこと探しを終わらせて自分らしく働くための3ステップを、株式会社ジコリカイ片田様よりご紹介いただきます。新人・若手社員に限らず、幅広い世代に活用いただける「自己理解プログラム」を、貴社の育成施策にお役立てください。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
新入社員・若手社員のメンタルダウンに関する不安は、どの企業においても悩ましい問題です。今回の講演で、Z世代の社員に対して「従来通りではうまくいかない」と感じていらっしゃる育成担当の皆さま、彼らの特性を活かした育成のヒントをお持ち帰りください。
- 鷲尾 大樹氏(わしお だいき)
- リ・カレント株式会社 若手人材開発事業部 リーダー
- 高校時代、都内進学校に進学するも学歴コンプレックスにより3浪の末大学進学。大学をストレートで卒業し、25歳でリ・カレントに新卒入社。地域の青少年を対象にした野外体験活動プログラムの企画・運営・講師に従事。20代キャリア開発の専門家として、講師・コンテンツ発信を行う。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
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