講演者インタビュー
名作マンガから読み解く、チームのコミュニケーション戦略
ウェルビーイングと成果を両立させるには
株式会社COEDAS 代表取締役
大塚 純氏
ウェルビーイング経営を目指す企業が増える中、成果まで結びついている組織は限られます。自律しながらも高いコミットメントを発揮するチーム作りに、高度なコミュニケーション戦略を活用しましょう。リーダーの発するメッセージや会議で使われる言葉によって、組織は大きな影響を受け、文化が形作られます。本講演では名作マンガを事例に、3つの組織課題からコミュニケーションを戦略的に活用する方法を解説いたします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
社員一人一人、各部署は企業のミッションと同じ方向を向いていますか?組織の分析と変化を支援する、私達COEDASのクライアントは大きく2パターンに分かれます。
一つは、「個人としては優秀なのに、何故か推進力が上がっていないチーム」です。
もう一つは、「個別最適で一体感が無い」チーム。もしくは「業績が伸び人は増えているが、組織の成長が追い付いておらず、エンゲージメントが低下し、休みがちになったり、突然辞めたり人が出てくる」チームです。
このいずれかにピンと来た方はぜひ講演にお越しください。個人の精神状態やチームの機能性はさまざまな要因で変化しますが、それらを測るツールはまだありません。誰もが重要だとわかっていても、業績と比べ数字で見えにくいため優先度が低くなり、適切な対処が遅れがちです。深刻な状態になって気づいた頃には、何かが犠牲になっている事も。
難解で複雑な組織作りのヒントを、手に入れてください。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
「『ウェルビーイングと成果が両立する』なんて机上の空論だ」
そう思える所まで日々トライされている人事ご担当、管理職の方々にこそ聞いていただきたい講演です。Googleの発表以来「心理的安全性」の研修をしてみたり、Yahooの本を読んで1on1を取り入れたりしても、あまりうまくいかない。安全性を意識する余り部下の意見に心を痛めてしまった。裁量を与えたが成果が落ちた。甘すぎるくらいの会社なのに、エンゲージメントが低く、突然休職・退職してしまう。これら「理想」と「現実」のギャップは一体なぜ起こるのでしょうか?
組織課題の多くは三つの「不都合な真実」が軽視されている為に起こります。
1)組織はその目的も状況も全てが違うのに、共通の正解があるとどこかで思い、他社の事例を模倣し、うまくいかない。
2)組織のあり方、文化、コミュニケーション方針など「曖昧」(と言われがち)で「成果に直結しない」(と思われがち)ために社内で優先度が低い
3)そもそもコミュニケーションや組織改善のプロが社内に極端に少なく、意見をしても孤立してしまう。管理職は業務成果で抜擢されており、人のマネジメントは不得意。
それらと真正面に向き合うサービスを展開する中で、私たちCOEDASが「まずはここから」というコミュニケーション戦略について、お話しいたします。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
私達COEDASは、コミュニケーションやリーダーシップに悩んだ経験から、様々な分野を勉強してきたプロ集団でできた企業です。Co-Activeコーチング、ORSC、NLP、キャリアカウンセリング、成人発達理論、ストレングスファインダー、LCP、メンタルモデル、プロセスワーク等。
これらのプロが会社のVisionに共感した結果、組織構造も上下関係もなく自律的に動き行動している「私達自体が最高のモデルケース」を体現しながらプライム上場企業からベンチャー、果ては大学やYoutuber、スポーツチームまで支援しております。圧倒的にユニークで新しい体験をお楽しみに。
- 大塚 純氏(おおつか じゅん)
- 株式会社COEDAS 代表取締役
- ゲーム業界で20年。2000億円のヒットゲームを始め数多くの作品をプロデュースする。その後外資系トップ企業の日本代表を歴任するもリーダーとしては挫折の連続。仕事を辞め、数年間人と組織の勉強に没頭。2022年、株式会社COEDASを設立。法人向けに「最高のチーム作り」のプログラムを提供する。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
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