講演者インタビュー
キャリア自律の現在地と、1on1の重要性
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ 主任研究員/マネジャー
荒金 泰史氏
昨今注目を集めている「キャリア自律」。重要性を認識し、取り組みを行っていても、苦戦している企業は多いようです。社員がキャリア自律を前向きに捉えるための鍵は、現場での運用、上司と部下との対話によるマネジメントです。本講演では、日本を代表する企業の人事責任者にご登壇いただき、施策の全体像、現場運用の鍵を握る1on1の取り組みについてお話しいただきます。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
キャリア自律の施策に興味があり、これから取り組んでいきたい、または取り組みを強化したいとお考えの人事向けの講演です。
終身雇用など日本の労働慣行が揺らぐ中で、キャリア自律の重要性は高まっています。また働き方が多様化する中で働く個人の観点からもキャリア自律は注目され、ジョブ型雇用との強い関連性も指摘されています。
キャリア自律を推進する企業は増えつつありますが、一方で手応えを感じることができている企業はまだ少ないのではないでしょうか。実際に当社が行った調査では、8割弱の現場社員が「自律的・主体的なキャリア形成は難しい」と回答しています。
本講演では重要性は高いが難度も高いキャリア自律施策について、現在地を確認するとともに先進的な事例から取り組みのヒントを探りたいと思います。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
株式会社デンソー、株式会社博報堂の人事担当をお招きし、両社のキャリア自律の取り組みについてお話しいただきます。両社はキャリア自律に関してさまざまな施策を実施しています。施策の全体像と工夫点などをお伺いするとともに、特に運営の要となる「上司と部下の対話施策」にフォーカスを当てながらお話いただく予定です。
皆さまにとって、キャリア自律の施策を検討いただくヒントになれば幸いです。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
両社は、私たちが提供する「INSIDES」のご利用ユーザでもあります。INSIDESは上司と部下の1対1の対話「1on1」を組織コンディションの可視化やe-learningの側面から支援するツールです。
私たちはリクルートグループの中で「人」と「組織」に焦点をあてて事業を運営してきました。そんな私たちのノウハウを踏まえ、視聴者の皆さまに「実践的な気づきがあった」と思っていただけるよう努めますので、ぜひご期待ください。
- 荒金 泰史氏(あらがね やすし)
- 株式会社リクルートマネジメントソリューションズ 主任研究員/マネジャー
- 入社以来アセスメントサービスに従事し、企業の人事課題に対し、データ/ソフトの両面からソリューションを提供。実証研究を重ねる。入社者の早期離職、メンタルヘルス予防、エンゲージメント向上、組織開発に詳しい。現場マネジャーの対話力を向上させるHRテクノロジーサービス『INSIDES』の開発責任者を務める。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
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